好乃が生まれてから1ヶ月半。
これまでの夜の寝かしつけを振り返ってみよう。
これまでは、1階のリビングに布団を敷いて好乃を寝かせ、2階の寝室では栞里と早苗とお餅様(主人)とバァバが寝ていたの。
そして私は、基本はリビングで好乃と寝つつ、栞里か早苗が起きた時は寝室へ行って寝かしつけるという感じで、1晩に1階と2階を何往復もしていたの。
…というのも、栞里も早苗も、私が寝かしつけないと、なかなか眠れないみたいなのよね。。。
4歳の早苗は、
「お母さんの耳を揉みながらじゃないと眠れない。バァバやお父さんの耳ではダメ。」
の一点張りだし。
そして6歳の栞里は、お母さんが隣にいないと寂しいらしく、何も言わずに静かに涙を流して堪えている感じだし。
とてもじゃないけど、お母さん無しでは2人共なかなか眠れないみたいなの。
難しいお年頃なのよね…。
そして0歳1ヶ月の好乃は、夜はオッパイをくわえながらじゃないと眠れず、泣いてしまう事が多いし。
その為、私が栞里と早苗を寝かしつけている間は、バァバかお餅様に好乃を抱っこして貰うという感じ。
その上、栞里も早苗も好乃も、お母さんがいないと不安なのか、夜中に数回起きてしまうし。
そういうわけで私は夜な夜なリビングと寝室を行ったり来たりしているの…。
お餅様の帰宅時間は不規則で遅い日が多いし、それに外泊出張も多いので、今はバァバがいないと、寝かしつけが難しい状態…。。。
とはいえ、そろそろバァバがいなくてもなんとかなるように、練習してみたい!
そこで昨夜、初めての「3姉妹同室寝」の練習をしたの…。。。
眠る部屋は、2階の寝室。
ここで3姉妹とお母さんが眠ってみようじゃないか!
我が家の寝室には、セミダブルベッドが1つ。
栞里と早苗はベッドから落ちる為、これは大人用としているの。
そして床の上に布団を2つ並べて敷いており、ここをメインの寝床としているの。
本来ならば、布団で好乃もゴロンと並んで寝られると良いんだけれど、栞里も早苗も寝相が激しく、私を乗り越えて反対側に行くこともある為、断念。
好乃が並んで寝られる日は、もう少し先ね。
そこでこれからは、ベッドを好乃の場所とし、布団を皆の場所とする予定。
そしてその事は、前もって栞里と早苗には丁寧に説明しておいてあるの。
さあ、上手く寝かしつけができるかしら?
初日は上手くいかない事を想定して、いつもより30分早く、午後7:30に寝室へ移動したよ。
そして寝かしつけの間、バァバにはリビングで待機して貰う事に。
(バァバがいない状態で寝かしつけをしないと、練習にならないからね。)
さて、まず栞里と早苗と好乃を連れて寝室へ入ると、好乃が号泣。
そうね、夜はオッパイをくわえていたいのよね。
そこで栞里と早苗に布団に入ってもらい、私はその間に座って、授乳を開始したの。
好乃が眠ったら、好乃をセミダブルベッドに寝かせる予定で。
栞里と早苗には、どのように眠る予定かお話ししてあるし、2人とも納得してくれたので、何とかなるはず…。
だがしかし、ここで早苗が言い始めたのよね。
「お母さんがゴロンてしてくれなきゃ嫌だ。」
そうよね、やはりそんな気持ちになるわよね。
「寝室で好乃にオッパイあげる時は、お母さんはゴロンと寝られないから、よろしくね。」
とお話しした時には、納得してくれていたんだけれど、やはり眠くなると甘えたい気持ちが勝るのよね。
うんうん、とりあえず想定内。
本来ならば、私は好乃に添い寝で授乳し、みんなで横並びに寝られれば良いんだろうけれど。
私も疲れている為、きっとそのまま眠ってしまう。
そうなると栞里と早苗の寝返りなどが危険なので、ここは安全を優先して私は寝転がらず。
そこで、「作戦1」。
まずは早苗の背中を優しくトントンしてみる事にした。
トントントントントントントン…。
…しかしだねぇ、ここで早苗が号泣開始。
「お母さんがゴロンしないと嫌だ〜!」
そうか。トントンではダメだったか。
そこで、「作戦2」へ移行する事に。
「作戦2」は、前もって栞里と早苗に説明してあるんだけれど、改めて2人にお話しする。
「じゃあ、お母さんは今から、ベッドで好乃に添い寝で授乳して、頑張って早く寝かしつけちゃうからね。
それで好乃が眠ったら、お母さんは栞里と早苗の間にゴロンして眠るからね。
お母さん、頑張るね。
栞里と早苗は、お布団に入って、目を閉じて待っていてね。」
これを聞いて、早苗は号泣しながらウンとうなずいた。
そうだよね、分かっていても泣けちゃうんだよね。
私のことが恋しくて号泣する子を、今すぐ抱きしめて寝かしつけてあげたいのに、できない。
なんて切ないんだ…(;◇;)
とりあえず私に出来ることは、好乃に添い寝で授乳をして、少しでも早く寝かしつけ、栞里と早苗の間に寝転がること。
好乃も眠りそうな雰囲気になってきたぞ。
よし、頑張ろう!
…ってここで、早苗が一言。
「喉乾いた。お茶。」
ナニー!?このタイミングで!?
ど、どうしよう…。。。
寝そうになってきた好乃が、ふりだしに戻るかも…。
そんな事が頭の中を巡り、打開策を考えていると、栞里が助け舟を出してくれた。
「お母さん、大丈夫だよ。私が行ってくる。」
そして栞里と早苗は手を繋ぎ、階段を降り、栞里が早苗にお茶を飲ませ、寝室へ戻ってきた。
栞里、本当にありがとう!!!
好乃もかなり眠そうだし、あと少しだよ (´;ω;`)
そして栞里と早苗は布団に入り、栞里が早苗の背中を優しくトントンし始めた。
す、すごい!
栞里が早苗を寝かしつけている!
あぁ、栞里のお蔭で、きっとこのまま眠れるわ…。。。
しかしだねぇ、ここで早苗が呟いた。
「おしっこ。」
ナナナナ、ナニー!?
「もれそう。」
これはもう、私が行くしかない。
というか、ちゃんとオシッコを報告できたんだから、褒めどころ。
そこで、添い寝授乳していた好乃の口からオッパイをそっと抜く。
次に早苗を抱っこして階段を降り、トイレへ一目散!
ギリギリ間に合ったよ。
「ちゃんとオシッコって言えて、早苗はすごいね。
頑張ってるね。」
それを聞いて早苗はニコニコ。
よし、早苗のご機嫌が良くなったから、早苗は寝てくれるかもしれないぞ!
そんな期待を持ちながら寝室へ戻ると、好乃が大号泣していた。
そうね、タイミングが合わなかったのよね…。
その後再び授乳をしようとしても、好乃はオッパイを飲むのを拒み、号泣がとまらない。
オムツを確認し、抱っこをしてみるも全然ダメ。
とにかく号泣号泣…。。。。。
そしてふと気付くと、愛猫の金太郎も、猫部屋でニャーニャー鳴いている。
金太郎もつられて鳴いているのね。
なんだか我が家が大変な状況に陥っている…。
そしてふと見ると、寝室の入り口に人影が!
バァバが心配して、寝室を覗いて立っているのね。
でもバァバ、心配だろうけど、今日はもう少し練習させてね。
今後は毎日このメンバーでやっていかなくちゃいけない訳だから、練習しておきたいの…。
すると、栞里が私のところへ来て、耳元で囁いた。
「お母さん、まだちょっと早かったみたい。今日はバァバに手伝って貰おうよ。」
「そうだね、お母さんも、まだちょっと早かったかなって思う。
でもね、明日の夜はバァバは用事でいないでしょう。
それに明日の夜は、お父さんも帰りが遅いみたいだから、今日練習しておかないと、明日も大変だと思うの。
今日寝られたら、きっと明日も寝られると思うんだ。
今日はもう少し練習してみて、どうしても無理だったら、バァバに手伝って貰おうか。」
この説明に栞里は納得してくれた。
そして栞里は早苗の隣に寝転がり、再び早苗の背中をトントンと優しくたたき始めたの。
栞里、本当にありがとう!
お母さんは助けられまくってます!
あとは、号泣している好乃を何とかせねば。
好乃を抱っこしていると、次第に泣き止み、半目になり始めた。
よし、あとちょっとだ!
お母さん、頑張るぞ!
好乃を抱っこし、ユラユラと眠りに誘う。
するといつの間にか、栞里と早苗は抱き合い、眠っていたよ。
栞里、早苗を寝かしつけてくれてありがとう。
早苗、寂しくて辛いのに、頑張ってくれてありがとう。
時間はもう夜9時。
栞里と早苗が眠りにつくまでに、本日は1時間半もかかってしまったのね…。
そしてここから更に30分、好乃を抱っこしたり添い寝授乳するなどして、何とか寝かしつけが完了したよ。
ふう、今日は皆、頑張ったわね…。。。
私も眠ろう、おやすみなさい…。。。
そして私は、痛みで目が覚めたよ。
両方のオッパイが張ってしまって、猛烈に痛い。
時間は午前5時。
わー!!!
最後の授乳から、7時間半も経っている!!!!!
大変な事だ〜〜!!!
慌てて眠っている好乃の口にオッパイを当てがい、なんとか授乳したよ。
これは…、、、気をつけないと、好乃の健康を守れない。
それに私もまた乳腺炎になってしまいそうだわ。。。
いつもならお腹が空くと目覚めて泣いて教えてくれる好乃ですが、昨夜大泣きしてよほど疲れたらしく、本日の昼頃まで爆睡していたよ。
オムツをかえても起きず、授乳も眠ったままで飲んでくれて。
こんなに長時間、一度も目覚めずに続けて眠ったのは初めてね。
それにしても、課題が多いわね、3姉妹同室の寝かしつけ。
今夜はバァバが不在で、お餅様も帰りが遅い予定。
もう腹は決まっているの。
昨夜よりも上手く寝かしつけが出来るように、頑張るわよ。