こんなに遅くまで沢靴を履かなかったことはなかったわけで、今年初の沢登り。何となく気力減退しているのか、行きたくってたまらないところがないのか、よくわからん。釜川へ行く予定が天気不純でお気軽そうな沢を選ぶが、日頃の肉体ハードワークに責任転嫁して、リーダーもやる気がなく、すべてみんなにお任せとなってしまった。いかんいかんまずいまずい。
外川沢は意外にも水量のある沢で。ナメの連続が美しく、生命あふれる沢だった。ワンデイでクレキ沢へ抜けるルートも創造的かつ冒険チックでなかなかよい。ワンデイでやるにはけっこうギリギリで、体力的にも充実した山行ではあったが、問題が少しあり、その美しさや山行の完成度に若干の曇りがついてしまった。
1500m付近、健康充実系のトップに遅れがちだったので、痛む膝を騙しながら急ぐと、前を歩いているはずのミーさんがいないでわないの。トップを歩くミードンとはぐれた。若いのを下に走らせて無線ですぐに合流でき、時間の損失は最小限に抑えられた。逆インゼルを行き、支沢を偵察したらしい。リーダーの彼は遡行図書きとルートファインディングで頭がいっぱいだったのだろう。源頭を右に逃げると聞いていたが打合せ不足。沢ではすぐ近くで話さないと意志疎通が難しい。特にインゼルや分岐では固まって行動、近くによって全員意志一致のショートブリーフィングが必要だ。
もう一つは前夜来るはずの後発パーティー3人が来なかった。二名が来ることができなくなり残り一名に連絡を任せたらしい。残り一名は、一人では行く気がなくなり、携帯圏外地域にいる本隊の携帯電話の留守電に放り込んでおしまい。圏外地域にいることがわかっていて、現地ではトランシーバーで連絡を取り合う約束が出来ていたのに、後発パーティーの打合せ不足。パーティーを組む場合、いったん信頼関係が崩れると、次にザイルを組むのがイヤになってくる。後発パーティーの顛末を我々がよく聞き、信頼回復を願いたい。
いつもマメで報告が早い
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