いよいよ梅雨明けしたようで、本日はとても暑い一日になった。
この時期になると野外のクロヤマアリは避暑になるらしく
繭の数が少なくなるようだ。
猛暑を乗り切り、初秋頃にはまた新たな繭ができる。
羽化するワーカーは越冬個体たちだ。

これは多雌で飼育しているハヤシクロヤマアリ。
Q2W40ほどの小規模なコロニー。
劇的な増加はせず、ジワジワと増えている。

幼虫が少しと、卵がこれだけある。
繭はあと1つだけ。
卵の形は豆のようだ。

こちらは単雌で飼育しているハヤシクロヤマアリ。
W60ほどで、卵や幼虫、繭と裸蛹がある。
暑さのためか、石膏部は結露している。
その結露を嫌がってか、石膏の敷いてある部分から
プラの何もない部分へと定位置を変え
繭や幼虫をまとめずに、ご覧のように散々に置いてある。

腹部第1節に立毛がなく、ビロード様の光沢がある。
ハヤシクロヤマアリの女王は腹部の黒いバンドが印象的。
主観的ではあるが、クロヤマアリはこのバンドが細い。

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