講演会の様子です。壇上の左が諸河久先生。右が名取紀之編集局長です。ネガが酸化によってロール状になってしまうビネガシンドロームが問題化されている昨今、銀塩画像のデジタル化は差し迫った問題となっています。そんな中、今回の先生のお話は大変に参考になりましたし、自分のネガが置かれている現状を再認識する良い機会となったと思います。 12,07,21 Canon PowerShot A810
8月9日(木)まで(除日曜日)開催中の諸河 久 先生の写真展「電車道」〜日本の路面電車今昔(いまむかし)〜開催を記念して本日(21日)にネコ・パブリッシング名取紀之編集局長の進行で講演会が開催され私も参加させていただきました。
お話の内容は先生の現在までの撮影秘話とモノクロネガのデータ化テクニックをメインとしたもので貴重な先生の体験談と名取編集局長の絶妙なトークで本当にあっという間の90分間でした。
もちろん前半での先生の路面電車を中心として撮影秘話もなかなか興味深いものがありますが、やはり後半の銀塩フイルムのデジタル化についてのお話は、さすがにその道の第一人者ゆえ、大変に参考になりました…って言うか、以前から先生のオフィスに遊びに行かせて頂いている者として”そういえばかつて先生がそんな事を私に教えてくれたなぁ…”と言う話がいくつも話題になっており、普段から先生のオフィスに遊びに言ったら真剣にお話を伺わなくてはと反省した次第でした。
なお、ビネガシンドロームについては弊ブログでも何回か扱っておりますのでご参考にしてください。
http://white.ap.teacup.com/dt200a/601.html
ネガ(銀塩)では紙焼で救済できなかった薄いネガや濃いネガもデジタル化でいかようにも救済されると言うサンプル写真を覗きこむ講演会傍聴者の皆様です。今回の講演会の傍聴された方の年齢層が高いのには驚かされました。 12.07,21 Canon PowerShot A810
私は会場には開演の60分以上前に到着し、開場前に列に並び開場と同時に最前列に陣取りお話を伺うことが出来ました。この手では一番後ろで目立たぬように着席するのが私流なのですが、鉄道写真では第一人者でもある先生のお話でありますので異例中の異例で最前列でお話を聞き漏らさぬように、真剣にお話を伺った次第です…笑