「10年前の10月 No2 489系”はくたか”代走」
鉄ちゃん
抜けるような青い日本海をバックにさっそうと走り抜ける489系。国鉄色とは言え短編成化された特急電車は少し落ちぶれた雰囲気を感じますがさすがに9両だと威風堂々という言葉がピッタリです。 07,10,24 市振 1004M Canon EOS−1v RDP−V(+1) スキャナー : Nikon COOLSCAN WED
10年前の10月は489系”はくたか”を撮影しています。この当時、金沢運転所に配置されていた489系は主に波動輸送用に9連(6M3T)が2本在籍していました。普段は繁忙期の臨時”はくたか”に充当されていましたが時折681系・683系故障時の”はくたか”代走に入っている姿をネットで見て私も是非、撮影したいと言う思いに駆られていました。
糸魚川の運転区に頼み込んで敷地の端から撮影しました。運転台の蛍光灯が点灯して運転士の姿が浮かび上がっているのがミソです。さすがにデジタル時代を迎え、こんな写真が残せるようになったのは技術進歩のありがたさだと思います。 07,10,24 糸魚川 1003M CANON40D
その願いを叶えることがは意外と早くやって来ました。鉄ちゃんのネット上では681系・683系が1本は全検入場でもともと489系”はくたか”代走予定だったところに踏切事故でもう1本の489系も”はくたか”代走にに入る事になダダと情報が流れました。と言うことは数日間、秋晴れの北陸に489系ボンネットの”はくたか”が頻繁に見られる事となります。当時は大糸線のキハ52も絡められると言う事でこれを逃したら後がないと急遽、撮影に向かった記憶があります。
当時は国鉄時代の中堅駅を象徴する様な駅舎が残っていてその糸魚川駅の駅舎を絡めて撮影しました。国鉄黄金期を彷彿させる写真になった気がします。北陸新幹線開業でこの駅舎も無くなり旧糸魚川機関区のレンガ庫とともに国鉄の遺産が消えて行きました。 07,10,24 糸魚川 1002M