写真は99年2月に中国・内モンゴル自治区包頭と南にある石拐区を結ぶ包石線の撮影に出掛けた際に列車を待っている間にたまたま見つけたロバを動力とする炭鉱鉄道です。総延長100メートル程度ですので炭鉱鉄道といえるかどうかはわかりませんがこの手のヘロヘロ鉄道には目のない私ですので見つけたときは蒸機よりも興奮したことを思い出します。
時折鉄ちゃんが訪れるらしく、相手側の対応もなれたもので、撮影ポイントでは停車のサービスもありましたが、ロバは早く労働から脱したいのか、オジさんの停止の指示を無視して一旦停止はしたものの、すぐに起動開始(?)してしまいました…笑
99,02,06 后貝站付近の小さな炭鉱
そして同じ年の12月に同じ土地に訪れる機会に恵まれました。包石線の撮影もさる事ながら、このロバ鉄の撮影を楽しみにしていました。特に前回に雪景色ではなかったので、12月は雪景色となり期待を持って現地に到着すると、なんとロバ鉄はなくなっていました。どうやらこの小さな炭鉱は閉鎖となってしまったようで、事務所には人影があったものの炭口は厚い鉄でふさがれていました。期待して出掛けただけに、ロバ鉄が撮れなかったのは残念でなりませんでした。
99,12,06 ロバ鉄廃線跡