怖い話。。。
※良い子は部屋を暗くして読みましょう。
横浜在住のMさんの体験談。
高校3年生の時の話。
俺は友達の家に男4人でお泊り会を開催していた。
夜も深くなり夏と言う事で怖いビデオを借りに行きました。
選んだビデオは3本の怖いストーリーが入っているというとってもお得な一本だった。
その話の中に「踏み切りの女の子」というタイトルのものがあり、あらすじをかいつまむと大体こんなストーリーだった(と思う)。
何年か前にある踏切で女の子が電車にひかれクチャクチャになってしまったという事故があったのだが、その時間にその踏切を通ると女の子の声が聞こえてくる。
「右足どこー?左足どこー?」
とそこでクチャクチャの女の子が現れ「うわー!」みたいな。
確かそんな話であった。
だがそのチープさといい、出演している俳優さんの演技力といい、全く怖くもないガッカリ作品なのでありました。
ビデオを見終わったのは朝方。家主である友達は余りの下らなさに睡魔に襲われグッスリと眠ってしまったので、客である俺含め3人は帰宅する事にした。
そいつんちの家の造りは少し変わっていて、友達の部屋は短い廊下を挟んだ離れにある。なので玄関からではなく軽い庭から侵入できるのだ。
帰りの身支度を整え、靴を履いていると俺を置いてそそくさと出て行く2人。
んだよー。
と思いながら靴紐を結ぶ俺。
すごくチープな作品ではあったけれど、怖いビデオを見た後まだ薄暗い所に1人取り残されるのはどうも気持ちが悪い。
怖くなった俺はそそくさと用意して友達の家を後にしたのだった。
表の道路の所で友達は待っていたのだが、奴らはなんとも恐ろしい事を言いやがった!
「誰と話してたの?」
「ん?」
奴らが言うにはこうだ。
友達の家を出る時に女の子の声を聞いたと!
それで怖くなった奴らはそそくさと俺を置いて出て行ったのだ。(薄情者!)
さらに表で俺が出てくるのを待っている時に女の話し声を聞いたと言うのだ!
うわーひいたー!
ちょうどビデオで女の子のストーリーがあった事も重なってパニクる俺。
だが、俺はそんな声など微塵にも聞いちゃいない!
これはハメられてんじゃねえかと思って怖い気持ちもあってケンカ腰になる俺。
問いただすけどもどうやらマジらしい。
マジに女の子がしゃべっている声を聞いたというのだ!!
今日はすぐに帰って寝ようと言う事で解散しました。
太陽が出る事がこんなに待ち遠しかった事は無い。
いかがです!たいした話じゃない?
俺はものすげー怖かったんだよ!
でもね。
俺はそんな声聞こえなかったし幽霊を信じる事は出来ません!
どーせ聞き間違いなんです。
人間てのは怖い時にはそんな聞き間違いを起こしてしまうものなのであ〜る。
そんな事もあり、俺は徐々に幽霊に対して免疫をつけていった。
つづく。ヒュ〜ドロドロドロ。。。。。

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