2008/4/17

『アンダーグラウンドオーケストラ』作品解説  作品解説
『アンダーグラウンド・オーケストラ』
The Underground Orchestra,Het Ondergronds Orkest
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オランダ/1997/カラー/35mm(1:1.66)/115分
※今回は、ビデオ版での"デジタル(DLP)上映"になります。
監督:エディ・ホニグマン
脚本:エディ・ホニグマン、ノシュ・ファン・デル・レリー
撮影:エリック・ギシャール 編集:マリオ・スティーンベルゲン
録音:ピオトル・ファン・ディーク 製作:ピーター・ファン・ハイステ
製作会社・提供:ピーター・ファン・ハイステ・フィルム&TV
配給:フォルトゥナ・フィルムズ (Fortuna Films)

パリの地下鉄構内、あるいは街角で、
さまざまな音楽家が思い思いの楽器を演奏し、糧を得ている。
どこの都会でも見慣れた光景であるが、
彼らの多くは政治亡命者であり、
不法移民である事実が音楽を奏でる背後に潜んでいる。
1995年に映画祭出品された『メタル&メランコリー』で、
ペルーのリマのタクシー運転手たちにカメラを向け、
ラテンアメリカで必死に生きる庶民の姿を
引き出したエディ・ホニグマンは、
異国の地で生き延びる人々の演奏、生活、
ことばを画面に瑞々しく焼き付ける。
クラシックやシャンソン、R&B、ワールド・ミュージックから始まって、
あらゆるジャンルに及ぶ演奏の素晴らしさと、
音楽家たちが語る過酷な過去、決して楽ではない現在。
ホニグマンの彼らをみつめる目は温かく共感に満ち溢れているが、
映像は安易に情感に流れることなく、
軽やかなスタイルを維持している。
目と耳で堪能できる人間讃歌、この監督の最高作である。
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