2010/6/5

スパイ活動の必然性  
昨日の朝、ユタ氏からコメントを頂戴した。退転済という表現についてはよくわからないのでパスさせてもらうが、前回の補足をすれば、一度は顕正会の活動に熱中したことのある人、このような人が完全な活動停止状態に至れば、それを退転中と呼ぶ、これが顕正会における一般的な使い方だと思う。これに近い表現としては、おそらく化石が挙げられるだろう。厳しい幹部であれば、いわゆる化石状態の人を退転中と表現したりするかもしれない。あるいは戦列から離れるという表現もよく使われるところだが、これも退転中の範疇に入るかもしれない。かつて退転状態だった人が、そこから這い上がって、自ら活動報告や体験発表の中で語る場合もある。以上のごとく、退転中の意味は使う人によって、ちょっとずつ違っていたりする。ちなみに顕正会から法華講へと移った人については退転中とは言わないだろうから、この場合は単に退転と表現することになると思われる。しかし、法華講員に言わせれば、チャンチャラおかしな話だろう。

さて、次は顕正新聞第1171号からである。

どうにもならなかった嫁との確執

この人は昭和五十五年に入信し、現在は婦人部総班副長である。つまり、嫁と姑の問題であり、これはある意味では永遠のテーマみたいなものであろう。特に顕正会の場合、片方が信心大反対であるとか、あるいは退転中だとか、そういうことで余計に話がこじれることになりやすい。とりわけ、信心に熱心なあまり追い出されてしまったという嫁側の話が、今は具体例を挙げられないがけっこうあると思う。

しかし、この話は逆に姑のほうが思い悩んでいるわけで、ちょっと事情が異なるようである。いや、実はちょっとどころではなく、かなり特殊なケースかもしれない。

母  婦人部総班副長
息子 男子部支隊長
嫁  女子部班長


なんと、家族そろって顕正会員なのだ。しかも役職が示すごとく、いずれも活動会員である。

こうして見ると、この人の悩みは贅沢な悩みなのかもしれない。もっと過酷な状況に置かれている嫁姑の人たちがたくさんいるはずだからである。しかし、人の悩みというのは客観視しても意味がないというか、傍目には大したことなくても本人が切実に悩んでいるのであれば、それはそれで深刻なことなのである。

結論的には問題が解決した。だから体験発表をしているわけなのだろう。しかし、わたくしはここに顕正会の構造的な問題を垣間見るのだ。

彼らは全員が熱心な活動会員であり、本来ならば家族で和気あいあいと信心に励める環境にあるはずなのだ。ところが顕正会は成果至上主義であり、いつも誓願に追いまくられている状態である。ゆえに、家族でありながらお互いがライバルでもある。それが高じればギクシャクするのも当然だろう。つまり、実態としては単に嫁姑の問題だけでなく、熱心な活動会員ほど家族の関係が悪化しているケースが少なくないのだ。それも会員非会員ではなく、いわゆる一家広布が実現しているにもかかわらず、それでいて関係が険悪になってしまっているのだから、困ったものである。

もちろん、具体的な事例を挙げることは難しい。おそらく上掲の話は、その氷山の一角だろうと思う。

次に女子部総班副長の話を紹介しよう。この人は平成七年入信で、十一年から本格的に御奉公を開始した模様である。娘さんの病気について体験発表しているわけだが、わたくしは別のところに注目した。

平成十五年には現在男子部隊長としてご奉公する夫と結婚し、二年後には本部会館から車で十分ほどの所にマイホームを購入・・・

先ほどの話も男子部支隊長と女子部班長の結婚だったわけだが、これもほぼ同様の話であり、オマケに住宅の購入までしたというのだから悪い話ではない。

わたくしはこれを読んでいて、『迷走する顕正会を斬る』を思い出したのだ。

 長期的な生活設計をする余裕もなく、経済的事情と「捨て身で」「死ぬ気で」の御奉公優先から、適齢期の青年で家庭を持てない者も多い。

これは第一章の記述であるが、第八章には次のごとくある。

 一度それを真に受けてしまえば、長期的な人生設計などは意味を持たず、刹那的にならざるを得ない。巨大地震が迫っているとリアルに感じる人が、住宅を持とうとするだろうか。

いつも書いていることだが、顕正新聞に悪い話が載ることはない。ゆえに新聞だけで顕正会の実態を把握することは困難であり、本来ならば地道に実地調査をするしかないのであるが、櫻川氏の記述によれば、かくのごとしである。

最後に、創価学会のスパイだった人の記事を紹介して、今日は終わりにしたい。

この人は十六歳で創価学会に入信したそうだ。つまり、家族とは無関係に、自分だけが入信したらしい。それが平成十二年のことだ。すると、創価学会もいわゆる折伏活動を熱心にやっていて、未成年者でもどんどん入信させていることになる。顕正会は未成年者ばかり狙っているからケシカランなどという批判があるけれども、創価学会も似たり寄ったりということになりそうだ。

 また父の通夜のときには、学会の先輩から学会活動を優先にさせられ通夜に行かせてもらえず・・・

これが事実だとすると、創価学会もずいぶん非常識である。もし、これが顕正会の場合だったら、父の通夜=邪宗の葬儀という観点から、謗法与同になるから行くなというような指導があるかもしれない。一方の創価学会の場合は、単に葬儀よりも活動のほうが重要であるという、まるで根拠のないデタラメさが際立つところだ。あるいはそのような印象付けをするための作為がこの記事にはあるのかもしれないが、わたくしには確かめようのないことである。

 実は私は以前から、顕正会以外にも幸福の科学・キリスト教・イスラム教等に偽装入信し、情報を学会に提供するという活動をさせられており、その情報の重要度により、一万円〜七万円のおカネをもらっていました。

これもウソかホントか確かめようがないけれども、正直なところ、ウソ臭い話である。

かつて妙信講には創価学会のスパイがたくさん潜入していた。これは先の『迷走する顕正会を斬る』にも書かれているし、他にも証拠があるので事実なのだろう。だが、しかし、今の顕正会に創価学会のスパイがいるとは考え難いことである。
理由の第一は、いったい何を知りたいのか、今さら顕正会の内部事情など知りたくもあるまい、ということである。
もう一つの理由であるが、今は妙信講時代と違ってスパイの潜入が難しくなっている。いや、ただ単に顕正会に入るだけならば、何の雑作もないことである。しかし、今の顕正会はそれなりに組織が大きくなっているので、そう簡単には上層部に食い込めない。末端の顕正会員など何も知らないに等しい。つまり、顕正会に入っただけでは大した情報をつかめないのだ。それではスパイの意味がない。

それと一万円から七万円というのが悩ましい。いったい誰が値段を決めるのか、そこが気になる。プロの情報屋であれば、自分から値段を提示することだろう。これは取って置きのネタだから安くは売らない、百万でどうだ、という感じだと思う。しかし、くだんの話ではレポートを書いて先輩に渡すということらしい。その上で、先輩かさらにその上司かは知らないが、報酬金額を決めるわけだろう。七万円もらえればラッキーだが一万円ではガッカリである。あるいは、こんなのゼロ円だ、という場合もあるのだろうか?

以上のような理由から、わたくしは現在における創価学会のスパイ活動の必然性、とりわけ顕正会に対するスパイ活動にはほとんど意味がなく、彼らが本気でそのようなことをやっているとは思えないのである。

2010/6/11  11:39

投稿者:千葉直樹
はじめまして。

実はこのたび「氷山」をテーマに文章を書く関係で
このキーワードで検索しているうちに、
こちらを覗かせて頂くことができました。

勉強させて頂きました。

ありがとうございました。

このブログも氷山がテーマでしたが、
面白かったですよ。
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http://ameblo.jp/kiku-tan/

2010/6/5  21:37

投稿者:水無月
>未成年者でもどんどん入信させていることになる。顕正会は未成年者ばかり狙っているからケシカランなどという批判があるけれども、創価学会も似たり寄ったりということになりそうだ。

※未成年者というククリをどこまで定義するの異議もあるでしょうが、この稿では「18歳未満」として書きます。法的な規制(酒・タバコ)は20歳未満というものがほとんどですが、車の免許は18歳以上ですし、アダルト系は「18歳未満お断り」となっているものが多いので。大学生ともなりゃ自分の意思で勧誘ぐらい断ることができるでしょう。※

親のいない未成年者が学会に入会する場合、これは承諾を得る人がいませんので、本人の意思と、面接をした幹部の総合的判断をもって「入会」させるかどうか決めるでしょうが、そういう場合でも、下宿して学校に行ってるとか社会人として働いているとかの「基盤」は入会の判断の大きな材料にはなります。
おそらく親と同居せずに働いていない16歳は入会不可でしょう。
もし登壇者が16歳の時に親と離れて自活していたのでしたら、地元組織の総合的判断で「入会」させたかもしれませんが、親と同居していたなら、たとえ学校に行ってなくても仕事してなくても承諾を得ない場合は入会はないですね。親が「勝手にしろ」といった場合は承諾とみなすかもしれませんが。
ことは「入会」イコール「御本尊授与、ご安置」という信仰上の重要な過程が待ち受けているからです。
この登壇者が学会「入会」の平成12年当時、親と同居していたのかどうかはこの文章からは判断しかねますが、現在学会でそこそこの幹部として在籍し、平成12年当時は男子部幹部で多くの方々の「入会」に関する過程に関わっていたこともある私の体験上、この部分と、そして厳虎さんが書き出した「父の葬儀より活動優先」という部分は虚偽であると確信します。
逆に、登壇原稿作成のネタ切れで、自分たちが常日ごろ会員に行わせていることをあたかもを学会がしているように「偽装」しているようで、哀れに思います。

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