2006/1/25

完全主義者の悲しさ  
妙信講は学会暴走の抑止力になっていたのか?

わたくしは先日、「創価学会の暴走の抑止力となった妙信講」と題して書いたのだが、これを受けてトチロ〜氏がお書きになったものが上記のリンク先である。

思いっきり端折って書けば・・・妙信講が創価学会暴走の抑止力になっていたかといえば、昭和四十五年の時点では一面においてそのように言えなくもないが、それ以降はとても言えたものではない、実は暴走してしまったのは妙信講のほうだったのだ・・・ということなのだと思う。

文中、とりわけショックだったことは、いわゆる脅迫状の件で都合の悪い文言を削除しているという点である。

しかし、浅井昭衛は、『御遺命守護の戦い』の137頁では、「男子精鋭二千の憤りは抑えがたきものがあります」として、「仏法守護の刀杖を帯びるに至りました」という文があったことを隠しています。

ひじょうにマズイことをしたものだと思う。

まず、わたくしは先だって、先生の書籍には広略要がある、「御遺命守護の戦い」と「試練と忍従の歴史」は広に当たるだろう、と書いたのである。しかし文言を削っている以上は広とは言えないことになる。「試練と忍従」の時にも書いたように、わりとこの二書は先生の心情がストレートに出ていると思っていたので、こうした作為的なことがあるとガッカリしてしまう。

また、いかに顕正会の幹部といえども顕正会の書籍しか読んでいない人はこうした事実を知らないわけだから、もし現場において法華講員からこれを指摘されたらどのように対応していいものかわからないだろう。直情径行の人ならばこれを知った時点で、騙されたと思うかもしれない。法華講員だって言うだろう、あなた達は浅井さんに騙されているのですよ、と。

もうひとつ、山崎正友氏によれば、あの常泉寺法論において議論が決裂して「奉安殿の前で武装して会いましょう」という言葉が発せられたようである。これが「盗聴教団」では秋谷氏のセリフなのか浅井先生のそれなのか、はっきりしないけれどもどうやら先生が言ったらしいのだ。
顕正会員はよく知っているだろう、このセリフは顕正会の書籍にしばしば出てくるからである。しかし「武装」という言葉は出てこない。

これは文字どおり発言であって文書になっているものではないので真相はわからない。そうではあるけれども、さまざまのことを重ね合わせて考えるとやはり都合が悪いから「武装」を隠しているとしか言いようがないと思う。少なくともそのように思われても仕方がないくらい、先生は自著においてさまざまの作為を施していることが立証されてしまっているように思われるのである。

最後に先生の弁護をしておこう。
脅迫状は違うと思う。わたくし自身はこれまで何度も読んできたけれども、一度たりとも脅迫状だと思ったことはない。
猊下の御本意ひいては御遺命という大義名分があった。その脈絡で読む時に、あの時はあのようにせざるを得なかったという必然性が感じられるのである。
先生は黙殺されることをいちばん恐れていたとも、いつだか述懐していたことがある。
「御遺命守護の戦い」を最初から読んでいくと、あの辺りは確かに過激であるとは思っていたが、もうこうする以外にないという切迫感にはむしろ共鳴することはあっても、けっして違和感を覚えるものではなかった。

惜しむらくは改竄である。
確かに「刀杖を帯びる」云々はマズイだろう。不穏当である。また、だからこそ削除したわけでもあろう。
しかし、そのまま書けばよかったのだ。そしてそれは若気の至りだったと反省の文言を添えてもいいではないか。

完全主義者は不完全であることを自覚しなければならない。完全主義者というのは存在しても完全な人間は存在しないのだから・・・

もしかしたら完全主義者は素直になれない人の異名なのかもしれない。

2006/1/25  12:51

投稿者:富士川一郎
横レスしますと「刀杖を帯びる」は決して、問題無いんでは無いか?「刀杖とは現代では云々」といくらでも解釈は出来るでしょうから!

問題なのは、そこにつながる「流血の惨を見ること必至であります」でありましょう。
「流血の惨」まで言ってしまうと、これはその名の通り「刀杖」は暴力となります。
ましてや、浅井氏が刀剣の趣味があるのは、当時の妙縁寺では有名だったらしいですから、そこに真実味が出てきてしまいます。

一応、その部分を挙げておきます。
「男子精鋭二千の憤りは抑えがたく、仏法守護の刀杖を帯びるに至りました。もし妙信講一死を賭して立つの時、流血の惨を見ること必至であります。この時、一国は震憾として始めて御本仏の御遺命を知り、宗務当局また始めて御遺命に背くの恐ろしさ、正直の講中を欺くの深刻さをはだえに感じ、ここに誑惑は一挙に破れ、仏法の正義は輝くものと確信いたします。この時、妙信講も斃れ、同時に学会の暗雲もなく、宗務当局の奸策もなし。」

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