2006/1/27

切腹は譬喩表現か?  
富士川氏によれば、「刀杖を帯びる」は問題ないという。
だったらなおさら、削除しなければよかったのだ。今現在、刀杖云々よりも、それを削除したという先生の隠蔽体質が問題になっているわけであるから、ようは墓穴を掘ったようなことになる。いずれにしても、書いた本人がみずから削ったのだから、やはりマズイという自覚があったのだろう。
まして氏の伝聞によれば、浅井先生には刀剣の趣味があるという。なるほど、余計に「流血の惨」が現実味をおびてくる。

昭和四十七年四月十七日の臨時班長会で先生は、

されば、公場対決の結果、もし妙信講の云うこと誤りなりとすれば、妙信講は直ちに解散して、私は腹を切る。

と言っている。

ここでの公場対決は池田氏に向けられたものであるが、ともかく先生の発言は過激である、腹を切るというのだから。
わたくしがこの本をはじめて読んだのは、まだひじょうに幼かった頃である。ゆえに言葉を知らなかったので、本当に腹を切るものだと思っていた。
後年、いわゆる慣用句として、責任を取って辞めるくらいの意味で一般にも広く使われている言葉であると知った。

だが、しかし、どうなんだろう?
浅井先生という人は本当に切腹しそうな人である。そのように思わせるものがある。ましてや刀剣の趣味があるというのだから・・・
また、時期的には三島由紀夫の影響なども考えられる。あるいは当時の講員たちは三島事件と重ね合わせて、先生は本当に腹を切るつもりなのだ、と思っていたかもしれない。

これらを踏まえて「刀杖を帯びる」の意味を考えるとどうだろう?
かつて先生は、御遺命守護の戦いの時にいちばん恐れていたことは黙殺である、と述懐したことがある。これからすると、確かに御遷座を実力で阻止しようとしたのは事実であろうが、それはあくまで最後の手段であって、基本的には言論戦を想定していたものと考えられる。

さらに昭和四十九年五月十九日には、

また妙信講の行動は出所進退正々堂々と、仏法の上にはもちろん、世間の法においても一分のあやまちも犯さない、但し、もし自分の不明により、国法の落し穴あらば、一切の責任はこの私にある。

とあるし、さらに後年の平成二年七月八日には、「全顕正会員は大石寺に総登山し信心の力を以て断固粉砕」(取意)とも発言している。

「信心の力」という言葉の響きは「刀杖を帯びる」と隔絶しているように感じられる。
常識的にも顕正会の組織が大きくなるにつれ、その組織の長たる者の社会的責任が重くなるのは当然である。よって表現ひとつ取っても、後になるほど慎重を期していることがうかがえると思う。

いずれにしてもいまだにわたくしは、先生が腹を切るといえば本当に腹を切るつもりなのでは? という思いを捨て切れないでいる。

2006/1/27  13:29

投稿者:富士川一郎
三島由紀夫と言えば、浅井氏が三島由紀夫の名前を口走った記録があります。
昭和47年7月6日、日達上人は随行僧を伴い、妙縁寺に出向いている。浅井氏は同席者の名前は挙げていないが、そこには同席者がいた。藤本庶務部長、早瀬義孔理事、光久御仲居、松本日仁御尊能化である。この時藤本庶務部長(現重役)が記録をとった。通称藤本メモであるがそこには下記のようにあります。
・猊下「昨日と先日、お手紙を拝見しました。大変激越な血の雨の降るようなことだが、それだけは思い止まってほしい。それでは宗門を破滅に追い込むことになります。そうなってはあなた方の意思だって通らないことになります。お互いに傷つき宗門の恥を天下にさらし、結局はあなたは死を賭して、下和の啼泣、伍子胥の悲傷と言われるが、下和、伍子胥は人をあやめてはいない。自分は殺されても主義主張は通したということです。あなた方は間違っています」と厳然と諭された。更に法論のことは後にして、とにかく血の雨を降らすようなことは第一に止めてほしいと重ねて言われた。
・これに対し、浅井父子はこもごも訓諭がどうの、確認書がどうのと、これまでの主張を繰り返すばかり。
・猊下「殺生とか刺し違えるとかは、大聖人の仏法ではない。刃杖執持ということは涅槃経にあるが大聖人のお心ではない。釈迦以前の仏教はその罪を斬るといえども、能忍以後はその施を止むと、仰せられているではないか」等々、法門の上から、又世間の道理の上から、辛抱強く浅井父子を、諄々と説得された。それにもかかわらず、浅井父子は聞こうともせず
・浅井「逆賊・奸賊はのぞかねばならぬ。刺客となり、刺し違える」などと口走り、「大聖人は、由比ヶ浜で首を刎ねよなどと申されているではないか。三島由紀夫だって主義主張のために生命を投げ出した」などと非常識な言葉を続けた。

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