いずみホール

2007/10/28 | 投稿者: KINOSHITA

 今、大阪のホテルです。今日(もう昨日)いずみホールに大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団の演奏会を聴きにきて、打ち上げにも出て今帰ってきたところです。
 予想通り素晴らしい演奏会でした。宮沢賢治の詩で統一されたプログラミングなのに作曲家によって(林光、西村朗、木下牧子、千原英喜)全く違う音楽世界が展開するのが大変興味深かったです。でも曲間に常田富士男さんの味わい深い朗読が入ることで全体の統一がうまくとられていて、とてもよく考えられた構成の演奏会でした。

 私の曲はオーケストラ伴奏による「原体剣舞連」という現代音楽系の作品。'05年にこの合唱団の委嘱で初演したあと、今年3月に大幅改訂初演をおこない、今回はやくも三度目の演奏。本番を繰り返すたびに演奏ってどんどん熟成していくものだなあと感心して聴きました。
 今回は少し早めに大阪に着いてゲネプロから立ち会いました。それほど長い曲ではないのでゲネで丸々3回通したのですが、一回演奏するたびに見違えるほどよくなっていき、本番が一番エキサイティングな演奏となりました。音楽に大きな流れがあり、合唱とオケが一体となったうねるようなドライブ感が素晴らしかったです。オケ伴でしかもティンパニが活躍する曲なので音量バランスがなかなか難しいのですが、今回は打楽器とのバランスもばっちりでした。これを聴きに大阪まで来た甲斐がありました。幸せ、幸せ。

 今回の目玉は千原さんの新作初演でしたが、同じ「原体剣舞連」をテキストに使いながら、もう面白いくらい全然違うテイストでした。剣舞の強烈なリズムを用いているのは同じなのに、私の曲がシリアスなのに対して、千原氏のは芝居的な要素が濃く、明るく力強い「日本の祭り」という感じで大いに盛り上がってました。

 このところ体調があまりよくなくて禁酒していたのですが、打ち上げで解禁してしまいました。良い演奏を聴いたあとはやはりちょっとくらいアルコールを入れないと・・。隣の席になった朗読の常田富士男さんといろいろお話できたのも楽しかったです。にこにこなさっているのですが、時々とても深い根元的な発言をなさるのが印象的でした。

 10月はあと4日で〆切三つ。ひとつも仕上がってないのに今大阪です。さしあたって東京に帰るまでは何も考えないことにします。

 「原体剣舞連」演奏直前に会場で慌てて撮った写真。指揮台にスポットが当たっていたので、フラッシュをたいたらみごとに白飛びしてしまいました。でも雰囲気だけは何とかおわかりいただけるのでは。

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