青の会

2008/12/14 | 投稿者: 木下牧子

 「青の会−知られざる白秋の世界 再発見ーという演奏会が12日金曜日にありました。青の会といえば、かの畑中良輔先生主宰の日本を代表する声楽家の皆さんの会ですが、今回はそこから委嘱をいただいて「たんぽぽ」という作品を書きました。
 
 「たんぽぽ」という詩はその可愛いタイトルと裏腹に、かなりショッキングな(自害した親友の亡骸をたんぽぽを踏みしめて運んでいく、たんぽぽに血がふりそそぐという)内容なのですが、詩の形態はあくまで定型叙情詩、使う言葉も意図的に柔らかい響きで統一してあり、しかも殆どひらがなで書かれている。あまりのショックで放心した状態、もしくはショックがトラウマになって記憶の映像に紗がかかっているように思いました。これは決して声高に叫ぶ詩ではないと確信して、あえて表情を抑えた曲にしました。
 平野忠彦先生、花岡千春さんコンビの初演が作曲者の意図を酌んで下さって、抑えた中の表情が素晴らしく、朗々としたバリトンから発せられる言葉のひとつひとつが心に響きました。こういう初演が聴けて作曲者として本当に幸せ。

 新作は私の曲だけで、他は演奏会タイトルどおり白秋のそれほどメジャーでない詩をテキストにした作品が並びました。三つの小唄(団伊玖磨)、白い秋(杜こなて)、山田耕筰の童謡、「白秋の詩による六つの歌曲」(増本伎共子)、おかる勘平(末吉保雄)というラインナップ。それぞれ個性的な名作、また名演揃いだったため、かなり長い演奏会でしたが全く飽きることがありませんでした。さすが「青の会」。

 演奏会で友人からプレゼントをいただいたのですが、2つともクリスマスにちなんだものでした。X'mas関係の小物ってとても華やいだ楽しい気持ちにさせてくれますね。
 
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かわいいパッケージに入ったクリスマスツリーのブローチ

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サンタとツリーの形をした練り切り(和菓子)

 今日14日は私の歌曲集「晩夏」を来年の演奏会で取り上げるという声楽家の方がわざわざ札幌から来てくださったので、演奏に立ち会っていろいろアドバイス差し上げました。札幌のおみやげに、地元でも滅多に手に入らない生キャラメルと、キャラメルクリーム!をいただいてしまいました。とってもおいしんですが、あまりなめらかな口溶けなので、あっというまに5〜6個食べてしまいます。少しずつ大事に食さねば。

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北海道・十勝・花畑牧場の生キャラメル



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