指揮者の条件

2007/5/31 | 投稿者: KINOSHITA

 日本歌曲コンクール審査に加わったのは今年が2回目で、ほとんどの声楽の先生方とはお目にかかったことがあったのですが、今回初めて指揮者の若杉弘先生とご一緒させていただきました。有名指揮者の方って演奏会のチラシでもど〜んと大きく写真が載っていて近寄りがたいイメージってありますよね。
 ところが若杉先生は本当に気さくで楽しい方で、緊張している年少者(私のこと)にも参加しやすい話題を振ってくださるし、華やかな色の服をお召しの声楽家の方にはその着こなしを誉め、新聞にエッセイを書いている方にはその文章の面白さを讃え、みんながしーんとしてしまうと場を盛り上げるためユーモア溢れるお話しをしてくださるし。先生のまわりの雰囲気が暖かく和む感じ。それがとても自然で洗練されていて、審査でご一緒した数日で大ファンになってしまいました。
 4年前に始めてモーツアルト劇場の委嘱でオペラを作曲したとき、プロデューサーTさんの言われた「キャスティングは最終的に人柄が決めて」という言葉に当時はちょっと納得できなかったのですが、最近だんだんわかってきました。オペラの世界では「専門的才能」はあって当たり前、あとはキャスト同士スタッフ同士、いかに刺激を与え合いながら、それをひとつに結集して大きい作品を作り上げていくかが大切なんですよね。だから一流の演奏家は皆さん人格的にも優れている人が多いです。多くの才能を束ねるオペラ指揮者や演出家、オーケストラの指揮者といった方たちには、とりわけ人の気持を掴む魅力的な人格が求められますが、これって努力だけでは補えない天性のカリスマ性のようなものではないでしょうか。自分の部屋でこつこつ作曲していればいい職業で本当によかった。

写真はきのうの続き。黒崎教会礼拝堂の全景です。

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2007/5/31  18:17

投稿者:優良銘柄のススメ

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