松本取材旅行その3

2007/9/12 | 投稿者: KINOSHITA

 10日の午前中、松本巡りをやったあと、午後に松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)に向かいました。松本じゅう案内していただいた観光タクシーにホール前まで送ってもらったのですが、昼食を食べてなかったことを思い出し、ホールすぐそばの居酒屋そばやのような店に入って、この旅初めての信州そばを食べました。そば、ラーメン、ショウガ焼き定食など何でもある店で、主人と思われる人は常連とおしゃべりばかりしているし、味は全く期待していなかったのですが、さすが信州、おそばは大変おいしかったです。こくのある「そば」の味がしました。おいしい物を食べるとすぐ機嫌がよくなる私、にこにこホールに向かいました。

 今回はもともと専属オルガニストの保田紀子さんにお目にかかってオルガンを見せていただくのが目的だったのですが、伺う直前に、せっかくだから館長にご挨拶したい、などと気まぐれ発言をしたため、休館日だったのに館長A氏と館長補S氏にわざわざお越し頂くことになってしまって大恐縮しました。ほんとうにお休みの所すみませんでした。コーヒーご馳走様でした。ちゃんと開館日に合わせて伺わなくてはいけなかったんですが、閉館日のほうがパイプオルガンを自由に見せていただけるということで、そちらに気がいってしまったんですねえ。皆さんの休日をつぶしてしまった罪滅ぼしに、きっといい作品を書きたいと思っております。はい。

 ホールは800人くらいで丁度良い大きさ。オルガンも保田さんの実演付きでいろいろ教えていただくことができ、松本まで伺った意味がありました。いいホールにいいオルガン、作曲意欲がわいてきました。パイプオルガン作品は今までも何度か書いていますが、鍵盤楽器である点で親近感を持ちやすいけれど、ピアノとは構造も特徴も全く異なる楽器なので、最初に書いたときはいろいろ失敗してしまいました。
 どういう楽器かわかってくると、今度はストップのひとつひとつまで把握して、全部詳細に楽譜に指示を出したくなるのですが、パイプオルガンはホールによってひとつひとつ全然構造が異なるので、結局オルガニストのセンスにゆだねなければならない部分が大きいことがわかってきます。
 
 オルガニストというのは、ただ楽譜どおりに演奏すればいいわけではなく、楽譜を読んで「レジストレーション」という作業をしなくてはなりません。初めての楽譜を読んで、どの部分ではどういう音色にしてストップはどれとどれを使って、何オクターブ重ねて、といったある種のアレンジの才能が求められるんですね。これは曲の構造をよく把握しないとできないことで、演奏者としての技術とアレンジ能力と両方ないと新曲はうまく演奏できません。

 今回演奏してくださるのは、パイプオルガン現代作品の新作初演で有名な保田紀子さんなので、その点はもう安心してお任せできます。いろいろ為になるお話をうかがったあと、保田さんの車で松本駅まで送っていただきました。車の中で、松本周辺の温泉話で盛り上がりました。老舗の旅館もいろいろ大変みたいですねえ。今回私も久々に旅館に泊まりましたが、ホテルに慣れてしまっているので、日本人のくせに和室って落ち着けないんですよね。次に伺うときは美ヶ原高原の王ヶ頭ホテルに泊まってみたい。
 松本から安曇野に寄ろうかとも思いましたが、新宿行き特急がもうすぐ出るというので、電車に飛び乗ってしまいました。新宿まで特急あずさだと二時間半で着いてしまうんですねえ。しかも、松本から高尾あたりまではずっと山間部を行くので、雨や霧にけぶって山の頂上は見えないとはいえ、ずっと山々の雄大な美しさを満喫することができました。

 写真は松本市文化ホールのオルガン。

クリックすると元のサイズで表示します

演奏しているのは専属オルガニストの保田紀子さんです。

クリックすると元のサイズで表示します

人気blogランキングへ



2007/9/14  21:25

投稿者:KINOSHITA

足・・ねえ。
私も大学のときちょっとパイプオルガンやったことが
あるんですが、足の動きがあっちこっち動いて大変で
腸捻転になりそうでした。

2007/9/13  16:04

投稿者:sarge

今日、大学の博士号の生徒のパイプオルガンのリサイタルがあったので聴きに行ってきました!
人生で一度も生のパイプオルガンを聴いたことがなかったので楽しみにして行ったのですが、開いた口がふさがりませんでした…すごいですね。足!しかも、途中のボタンを押せないからアシスタント付き!そして、ダイナミクスの幅!
プログラムはHowells、J.S. Bach, Messiaen, Pamela Decker(うちの大学のパイプオルガンの教授)、Reubkeでしたが、どれもすごくよかったです。

この世で一番難しい楽器ではないかと思ってしまいました。何をとっても足!

先生の曲も楽しみです!いつか生で聞けたら!

コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL