12月1日〜2日に行われた「シンポジウム・中山間地の水利について考える」に、今冬初の積雪という悪天にも関わらず、約70名もの方に来て頂きました。ありがとうございました。一番遠い方は何と和歌山県から! これは何としても中身のあるものにしなければいけません。
大会実行委員の大友氏より問題提起。それに呼応して、宇都宮大学農学部水谷先生からは田んぼがささえる3つの価値について、特に田んぼの生き物調査を行うことで、周辺住民の農村環境への関心が深まることなどを話して頂きました。
東京農工大千賀先生には都市農村交流による中山間地の活性化について、いくつかの地域の具体例を挙げて頂きました。
続いてわざわざ和歌山から駆けつけてくれた県職員の方から、来年和歌山県有田川町で行われる棚田サミットのアピールをして頂きました。⇒
http://www.yukidaruma.or.jp/tanada/summit_18th/18th_00_handbill.pdf
その後、本木上堰の堰浚いボランティアの説明後、ボランティアとして数度山都町に来てくれている方も加わって頂いてパネルディスカッションへ。
ここでは、中山間地の水利の重要性を再確認するだけでなく、1000年も続くバリ島の棚田の水利システムスバックのことや、最近問題になっている獣害の拡大についても水利と同じく地域の弱体化が原因になっていることなどが話合われました。
翌日は本木上堰の現地見学会へ。前日の雪で予定通りのコースを通れるか心配されましたが、2〜3センチの積雪だったためにGO!
途中クマの足跡を発見。というかクマさん、まだ冬眠もせずに水路沿いをうろうろしているみたいです。
見学後は集会所で参加者全員で反省会。今後都市との交流に対していかに地元の人の理解と協力を得ていくかなどが話し合われました。
参加してくれた方々から、参加してよかったと言っていただいてほっとしました。良い出会いと有意義な時間を過ごすことができましたが、これを次につなげなければいけませんね。
豊かな自然に育まれたお米・野菜たちってホントに美味しい!
〜山間の小さな農業を応援して下さい〜
安心な農産物の生産・提携「ひぐらし農園」

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