2010/6/26
「僕は眠りにつく」
今年の梅雨はなんだか気にくわない。
もう夏を彷彿させるかの湿度の暑さ。
いらだつような梅雨という言葉と裏腹のような。
もっとじっとり雨よ降れ。
濃霧を起こせ。
ヒートアイランドよ立ちはだかるのか。
夜を惜しみながら早めに床についたり。
目覚まし時計が鳴る前に朝日の日差しで目覚めたり。
刹那の朝の支度の時間に準備をいっそう詰め込んだり。
仕事帰りの車の中から見える田圃の緑や大陽が沈むまぶしさをいとおしく思ったり。
帰ってから歌いたくなっていたのを開放したように歌う歌だったり。
近くの酒場から聞こえるほろ酔いの人々のざわめきに耳を傾けたり。
毎日、同じ事のようでもちがうことが刻まれてゆく。
そして僕はまた眠りにつく。
明日がまた偶然にやってくるのに身をまかせるように。

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投稿者: hideki matsushima
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