2012/2/20

ぱにぽに(15、16、17)と私  ○○と私
何事も、始まりがあれば終わりがあります。
本当は2011年内にまとめようとしていた○○と私シリーズも大詰め。
ぱにぽにの終盤を飾る三冊を私見とぐちゃぐちゃ文章でお送りします。
とはいえ、都度感想を書くようになった時期のものなのでそれと重複すると思います。


それではさっそく15巻。ここではしばしば「通常進行」としている、学園を描いたお話の総決算。
12巻や14巻を踏まえて、日常、行事、伏線、脱力。
ボリュームとバランスを揃えた一冊だと思うのです。
登場キャラのバランスもよく、また上級生の扱い方についても
サブキャラとして完成された感じになっている気がします。

十周年記念の時期に出る単行本ということで、なんとドラマCDが付いたのも嬉しかったです。
このドラマCDは『ぱにぽにだっしゅ!』キャストのもと
キャラの解釈を原作寄りに振りなおした、待ちに待っていた一枚。
久々に聞ける声が嬉しかったのです。紅白の色合いも眩しい記念の一冊になりました。
…通常版も初にして最後となったC組メンバー全員集合表紙。
もちろん押さえました。現在品薄ということを鑑みれば良い判断だったなーと。

最後がカラーページで締められることで、余韻を演出した一冊です。

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さて、単行本としては15巻が十周年を飾る一冊になるのですが、
連載としては16巻がその時期にあたります。
十周年を控えて始まるショッピングモール「ムーンライトプラザ」を舞台にした
ぱにぽにのクライマックスを飾るイベント『テンペスト編』。

かなりの数のキャラクターが余すことなく登場し、それらの群像を演出しながら
二段構えの敵、そしてそれらとの決着までを描くというまさにクライマックス。

ムーンライトプラザ自体は実はちょっと前の巻からそれっぽい場所が出てきていたりして
あとで見つけて驚きました。
この巻で登場した水瀬伊織などのD組メンバーといい、
過去の要素を引き上げていくのはやっぱり魅力的です。

13巻で示唆され、15巻で明示された「レベッカ宮本の生きている世界」
この世界はその特異点、レベッカを中心とする一面があり、彼女の為に物事が動きます。
良しにつけ、悪しにつけ。
それこそ3巻や4巻で出てきたような謎がなんとここで明かされたりも。
K.A.R.R.やサレスタ・エルフェンリートなどちょっと前から準備されてきたキャラクターも
ここで本格的に登場。

また、その名を轟かせた「スパイシー大作戦の氷川へきる」としての総決算でもあると聞きます。
導入にかつて同人誌で展開した内容のセルフパロディが使われていて、
もし知っていたらそちらでもニヤリとできたのかもしれません。悔しい!

いつか見たものが息づく今がそこにあって、それらは嵐に巻き込まれ綾を成していくのでした。
これが、「レベッカ宮本を中心とした物語」としての『ぱにぽに』。


単行本には紙の色が違う描きおろしエピローグ掲載で、これがエンドロールとして機能していて
やっぱり余韻を感じられるいい一冊だったのです。

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こんな絵とか描いたりしました。褒めていただけたのが本当に嬉しかったのです。



ここまでで大体まとまったレベッカ宮本の日常、物語。
じゃあ17巻はなんだろう? と思ったらそう
一冊まるまるエピローグだったのです。
イベント巻意外では珍しく続き物の修学旅行からはじまり、
卒業式で「これって…」と明確に予感し、そして初回版の記事ではっきりとした完結の報。
近い時期の出来事だけあって明確に思い出せます。

修学旅行、卒業式、なんかちょっと爽やか気味、夢オチ、眼鏡、果てはバッドエンドまで
いろんな最終回目白押し!

日常を得て、物語を経て、少し変わったレベッカ宮本――ベッキー。
新たに示唆された謎もあり、彼女や彼女達が中心の世界を見続けていたい気もしますが
ここで一応の完結を見たのでした。


単行本では初回版に音楽CDが付属。
ぱにぽにだっしゅ!最後のピースである、ベッキーが歌うOPが収録されているのです。
本編との連動もありこれまた素敵。


また、描きおろしではないものの連載版と同じカラーページでの締めくくり。
15、16巻と余韻のあるいいラストになっていたのですがここでオチが付き、
日常も物語もスピンオフやゲスト出演やあと色々もこなし、あくまでもギャグ漫画として在り続けたぱにぽにが印象づくラストカットでした。


以上、終盤三冊についての感想?でした。「と私」どこ行った。
この三冊は個人的に結びの三冊として一括りにしています。
ですが路線としては全部違うと思うのでタイトルが「15〜17」ではなくて「15、16、17」となっています。
正確に、どこから連載終了に向かって動いていたのかは判らないのですが、
少なくとも15巻からはクライマックスへの駆け出しが見え始めている気がします。

今の世の中、正解をお尋ねすることもさして難しくないことなのかもしれません。
けれど、推察するしかないからこそ映える世界もあるんじゃないかって思うのです。
それが当たるしろ、的はずれなものだとしても。


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11年の連載に幕は降りましたが、「NONFIX-ON」とある通り
彼女達の物語は、また、桃月という世界観はFIXせずに続いていくのでしょう。
これからも応援できたら、させて貰えたら嬉しいのです。




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