日曜日は、フィンランドから来日中のカンテレ奏者、エヴァ・アルクラさんと、25弦箏奏者の中井智弥さんによるワークショップがありました。
前半は、大型カンテレのアンサンブルで「ノルウェーの森」を。チューニングレンチをボトルネック奏法のように使ってビブラートをかけることでシタールっぽい雰囲気を出したり、サーリヤルヴィカンテレや小型カンテレのようにピックでコードを弾くテクニックを盛り込んだアレンジ。弾いているあいだにレンチの当て方やゆらし方によってどんな表情が出るのか、少し掴めてきました。おもしろい。
中井さんが25弦箏でメロディを弾いて下さったのですけれど、メロディの運びや音の濃淡がとても美しく表情豊かで、聴きほれてしまいます。
後半はまず、みんなで輪になって、フィンランドの子供の遊びを教わりました。「石を持ってるのはだあれ?」真ん中の人が手にした石を隠しつつ全員に手渡すふりをしながら一周して、誰が本当に持っているのかをお互いに当てるゲーム。
それから5弦や15弦、19弦などの小型カンテレも加わって、「大きな雄牛のポルスカ」を。早いテンポの愉快な曲。頭の中に残る旋律です。帰郷していたフィンランドから札幌に戻ったばかりのパイヴィさんもかけつけて、全員で楽しく演奏。
最後に少しさわりを弾いてみたPiupari Piupariは、アルペジオのリフが印象的なすてきなアレンジで、いろいろ研究してみたい曲です。
ワークショップのあとは、エヴァさんのご家族、アルトゥさんとフリーダちゃんにも会えました。フリーダちゃん、可愛い!歩くのも上手で、たくさんの大人の中でもごきげん。
さて、今夜は、教育文化会館で、エヴァさんと中井さんのコンサート、明日はルーテルホールで、エヴァさんも参加される「ゆすたばコンサート」です。

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