2013/1/8

こどもたちへ186  葬儀司会

書き出した頃からのブログを読み返した。私も変わったものだ。そう思う…。






※リード・マネジメント

「思いやる、傾聴する、貢献する、信頼する、励ます、話し合う、友好的に関わる」という関係を確立する習慣を自然に使いながら、社員ひとりひとりの願望の違い、意見の違いを、お互いが納得する形で解決していくマネジメント手法。決して強制的に何かをやらせることがなく、すべては社員の自主自立の精神を重んじ、経営者と社員が親友・同志という関係が構築される。

※ボス・マネジメント

組織内に温かい思いやりというものが感じられず、あるのは責任感と義務感だけ。人間関係を犠牲にして、成果をあげているマネジャーがいる会社。人間関係に意図的に苦痛を作り出し、部下がその苦痛から逃れるために考え、行動する曲折したエネルギー(反発エネルギー)によって、成果の実だけを取ろうとする手法。その成果は決して長続きしない。我慢の限界を感じると優秀な社員ほど飛び出して行ってしまう。




様々な会社の存在がある中で、上記のどちらか?と問われた場合は、大抵、後者であると思う。今現在、弊社の渉外若手スタッフは5名。私が育てた優秀なスタッフと言っても過言ではない。礼儀作法に始まり、言葉遣い、仕草、心のあり方を徹底して教え込んだ。それは、葬儀者たるもの!という強い信念のもとに取り組んできた姿勢ではあるが、どちらかと言えば後者のやり方であったと反省している。


一昨年、私のボスが代わった。この人のために!の心情で共に生きてきた「親父」から、長女への代替わりである。相談なく進められたその「代替わり」。その時の心情を初めて書くが、何とも言えない寂しさがあった。納得してはいたものの、自分の時代は終わった。そんな感が非常に強かった。書くことではないかも知れないが、私の愛するこどもたちの母親のことなので敢えて残しておく。


それまでは、私が絶対的な「ボス」。それが、一夜にして、同格だった人物が「ボス」に変わる。半年間を葛藤の中で過ごした。「常務、常務。」と慕ってきた若者が去っていく。私の一言で決まっていたことが決まらなくなる。流れがすべて変わる。この屈辱がどんなものか普通の人には到底わからないであろう。「はい」と言って従ってくれたスタッフたちが、「はい」と言わなくなる。辛かった。私の役目もこれまで。そう思った。


私の性格はちょっと変わっている。生活のためには生きない。生きられないのである。無一文になろうが、誰に何と言われようが、自分が違うと思ったら、そこでは生きない。どうぞお好きに。そんなタイプ。それをエネルギーにかえて、更に高みを目指す。


そんな時、社長に呼ばれた。

「どうする?」

社長の「覚悟」だと感じた。

私の思いを伝えた。

彼女の思いも聞いた。

私は、衝撃を受けた。

私とは根本が違う。生まれながらにして社長になるべき人だったのである。その思いは、前者の考え方。「親父」さんの強さは、男独特の「支配的」な考え方。長女の思いは、社員を思う真っ直ぐな「男性的やさしさ」である。

もう少し、この人を見てみよう。そう思った。その人の先にある将来を見てみたくなったのだと思う。そして、私は、トップではなくサポート側にまわった。良い悪いの評価が今でもあちこちで聞かれるが、そんなことはどうでもよい。私は私の心が感じたまま生きていく。


あれから、約1年半の月日…。

何かが変わったかといえば、あんまり変わっていない。

社員が激減したくらいかな。

でも、みんなが頑張ってくれているのは、社長の「社員」を、「社員の家族」を思う「やさしさ」であろう。それが正か負かは、時と共にわかるであろうが、間違っていれば、直せばいいし、正しいなら、それに色々肉付けしてもっといいものにすればよい。


昨年春、あるスタッフが言った。

「常務、社長が本当に困ったら、俺、給料なくても働きますよ。会社に住んだら、家賃いらないし、米炊いて、野菜炒めて食えばいいんすよ。そん時はそん時でやりますから。絶対どうにかなりますよ。人間は思われたらうれしいし、必ずよくなると信じてやれば出来ますって。」

昨年秋、あるスタッフが言った。

「常務、いざとなったら、私は、家売って、会社に住んで電話番する。何でもする。だから、これからは頑張るから。」


出来る出来ないは、どん底を見てから言う言葉だが、思いは伝染するのだと感じている。私は、社員を部下であったり、駒として見てきた。社長は、社員を「人」として見ている。自分の守るべき「家族」として見ている。

だから、社長も貯金はない…。


君たちの「母」はそんな人であることをこどもたちに残しておく。会社の体質はどうであれ、人として生きていくことが大切だと思う君たちの「父」の心も残して…。

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