2007/5/18

雨あがる  映画

 先日の三条まつりは、あいにくの雨で、「大名行列」は中止になりました。残念でした。
 それにかけたわけではないのですが、黒澤明・脚本、小泉堯史・監督の「雨あがる」を見ました。

 公開時(1999年)に見ていたのですが、先日「どん底」を見て、似ているなあと思い、気になったので借りてきました。

 一言でいうなら、やっぱり黒澤明が撮っていたらなぁと残念に思いました。

 小泉堯史監督は、デビュー作で、ちょっと気兼ねしながら撮ったような感じです。
 (この監督の最近作「博士の愛した数式」は傑作でした)
 画面からは、演出意図が見えてしまっています。
 宿場の宴会シーンなどは、「どん底」を彷彿とさせますが、「どん底」と比べると、画面サイズや、カット割がとてもルーズな感じに見えます(「どん底」同様マルチカム方式)。
 また、人物造型は明快なのですが、演技のせいかアンサンブルが悪いのか、浮いて見えます(例えば、宮崎美子の奥方、原田実枝子のよたか、三船史郎の殿様)。
 それにラストの「三船の殿様が馬で追いかけるシーン」と「寺尾・宮崎夫婦が道中ゆったりと風景を楽しむシーン」のカットバックは、黒澤ならスカッと終わるはずなのでしょうが、演出意図どおりには終わらず尻切れトンボぎみ。

 殺陣のシーンは、黒澤の「用心棒」の撮り方に似ています。縦の構図が中心で、なかなか迫力がありました(普通の時代劇だと画面左右両側に人物を配置しますが)。

 この監督なら得意そうなところ(人物描写)が力不足で、その後の作風でないアクションシーン(殺陣)がいい出来とは、やはりデビュー作の気配りで黒澤映画らしい迫力に力点を置いたせいでしょうか。

 心温まるいい話ですし、この監督の作風にあっている内容だと思いますし、是非「博士が愛した数式」を撮った今の実力で、撮り直してもらえたらと思いました。

 ☆☆☆。
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2007/5/21  5:08

投稿者:小松 正明

そうですね〜。鳥○、いいですね。行きますか〜?

2007/5/20  21:36

投稿者:nojinoji

最近、マック軍曹(芸名)とワン通マンで映画話したいです。鳥○でツマミながら本酒でキュ〜で、あります。

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