2007/9/19

安倍首相辞任一週間  政治

 安倍首相辞任劇から一週間。総裁選は、福田有利のまま決まりそうだ。
 
 福田康夫で決まれば、結局小泉以前の政治状況というか、派閥論理の政局となろう。そこに政治戦術に長けた民主・小沢一郎が加わり、この一年の政治状況(政局)は混沌としそうだ。

 安倍首相の辞任から、その原因が取りざたされているが、面白かったのは立花隆の記事だった。氏は、就任して2ヶ月後の昨年の11月28日のコラムで、もう安倍首相の健康問題に言及していた(http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/061128_fukutou/index.html)。曰く「安倍家は短命の家系」だと。岸家は長寿の家系で岸信介は、90歳以上生きた。岸家の遺伝子を継いでいれば長命であろうが、安倍首相はどうも安倍家の遺伝子のほうが強いらしいと言う。その証拠に、夜の会合を歴代首相と比べてあまり入れていないのは、健康上の理由(胃腸が弱い)だということだ。総理大臣は財界、政界の人物と会うのが仕事のようなものなのに、大丈夫かと。
 結局、その杞憂が現実になってしまった。

 また、クーデター説もあった。これは田原総一郎あたりが書いていたことだが、麻生ー与謝野ラインで、官邸は乗っ取られてしまい、首相には完全にお飾りにしてしまったということだった。それで、安倍首相は「麻生さんにやられた」と親しい者に漏らしていたとか。

 まあ健康問題と自身の立場の危うさのなかで、精神的に追い詰められ、プツンと張り詰めたものが切れてしまったのか‥。原因を一つに絞れないとは思うが‥。

 辞任会見後面白い記事を一つ紹介します。
 ヤフーニュース9月16日掲載の産経新聞配信の記事。
 『「安倍首相、明確なビジョン示した」米では高評価』
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070916-00000902-san-pol

 以下、一部引用しますと、
 『米国ジョージタウン大学のケビン・ドーク教授は、安倍首相が米国では日本の歴代首相のうちでも「明確なビジョン」を持った指導者としての認知度がきわめて高く、米国の対テロ闘争への堅固な協力誓約で知られていた、とする評価を述べた。
 まず安倍首相の約1年に及ぶ在任の総括として「安倍氏は比較的、短い在任期間に日本の他の多くの首相よりもずっと多くの業績を残したが、その点がほとんど評価されないのは公正を欠く」と述べ、その業績として(1)教育基本法の改正(2)改憲をにらんでの国民投票法成立(3)防衛庁の省への昇格−の3点をあげた。
 米国の安倍氏への見方について「米国では安倍首相への認知が肯定、否定の両方を含めてきわめて高かった」。たとえば、「森喜朗氏、鈴木善幸氏ら日本の他の首相の多くとは比較にならないほど強い印象を米側に残した」。慰安婦問題で当初、強く反発したこともその一因だが、「日本の今後のあり方について明確なビジョンを示したダイナミックな指導者として歴史に残るだろう」と語った。』

 安倍首相の辞任により、残念ながら「政策」論議がなされない、派閥論理などや政界再編などの「政局」論議がまだまだ続きそうです‥。
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