2008/5/23

パプリカ  映画

 2006年の今敏・監督のアニメ。あの名作「千年女優」の監督です。

 一昨日、WOWOWで朝やっていて、途中から見たらやめられなくなり、見てしまいました。
 公開時も見ていたのですが、やっぱり面白い。

 筒井康隆の原作で、他人の夢を共有できる機械が盗まれ、その夢がいつの間にか現実に現れてきてしまう(このヘンがよく理解できない、が、なんとなく見せる)お話で、今敏お得意の名作映画のパロディ(「007/ロシアより愛をこめて」や「ローマの休日」や「ターザン」!)ができてきたり、また「千と千尋の神隠し」ばりの夢のデフォルメが凄い。
 以前見たときは、主役の気持ちの変化がイマイチつかめなくて、乗れなかったが、今回見たら、あまり気にならなくなり、素直に面白かった。なによりイメージの広がりが凄い。それに訳の分からない言葉の遊び。押井守のアニメ「イノセント」を思い出す。

 登場人物の一人は、もと映画青年の刑事。それで急に「イマジナリー・ラインを超えちゃってるよ!」とか「ここはパンフォーカスだから、露出を絞って」とかマニアックな映画用語が急に飛び出してきたりする。それで話もちょっと胸キュンだったり。学生映画制作出身の人が見たら、思わず「なつかし〜」って思うハズです。

 リアルな映像のアニメで(まるでサスペンスアクション映画)、イメージの広がりに圧倒され(「怪獣映画」もびっくり)、ちょっとエロチック。それでいてお話は、ハートウオーム(「恋愛映画」的)でどこか懐かしさを感じさせます。色んな映画的要素のゴッタ煮の映画ですが、全体として大変洗練されたアニメです。未見でしたら、ぜひご覧になってください。

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