2008/9/16

死神の精度  映画

 中学、高校時代の友人のT氏が、制作担当した映画。

 昨年5月に、友人Tがこの映画のロケハンに新潟に来たときは、久々に一緒に飲んで、旧交を温めましたが、深酒をしてしまい、お互い翌日の仕事に支障がきたしてしまうほどでした。

 その後、ロケに来たとか聞かずじまいで映画は完成。結局、柏崎で、海岸を撮影したとか。
 先日、母の香典が送られてきて、礼の電話をしたとき、この映画の話になり、出来はまったく言わず、まあ見てくれ、と言うことでした。

 評判もあまり芳しくなかったので、期待せず見ましたが、出来は、☆☆☆チョット欠け。

 久々に甘い映画でした。甘いというのは、スイートという意味でなく、脇が甘いほう。
(映画の題名には「スイート・レイン」という副題がついていた。関係ないけど)

 最近の映画は進化したと感じていましたが、その意味では10年遅れている。昔は、こんな映画、とくにプログラムピクチャーやアイドル映画にありました。
 ストーリーは、原作(は知らないが)をとりあえずつなげて、有名どころの役者をそろえて、演出はほどほど。CGもいまどきのCGというよりファンタジーを狙ったのか、CGっぽいCG。
 有名どころの役者(金城武、小西真奈美、富司純子)は、まあまあきっちり自分の仕事をしているのと、ストーリーが原作自体がよかったのか、とりあえずは「金かえせー」とは言うほどではありませんが。
 ただ、この若い監督が、それこそ人生最後の作品という意気込みでは作ってない。企画に乗っかって、あわよくば、とでもいったぐあいのように思える。
 小説は、読者が活字から、その世界感を自分なりに空想するが、映画は監督がしっかりその世界感を構築しなくてはならない。その辺が曖昧。

 押井守や宮崎駿たち巨匠が、まさに命がけで自らの映画世界をつくりあげているのに、若い監督が、「まあ次回作に期待」、なんで気持ちで作ったら、もう負けるのは自明の理。

 人生最後の映画と思って作って欲しい。と、なんにもしない見ているだけの私は、無責任に思ってしまう。
 最近見た「ノーカントリー」もコーエン兄弟(監督)の真剣さを感じられる傑作でした。
 「ノーカントリー」はまた後ほど。

0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ