2009/7/16

ハッピーフライト  映画

 昨年の矢口史靖監督作品(「ウオーターボーイズ」「スイングガール」の監督)。

 ☆☆☆.5点。結構面白い。

 飛行機というより、空港を舞台にした群像劇で、気持ちいいほどよくリサーチされて、作りこみが素晴しい。配役もうまくはまっていて、無名な役者、有名どころ、しっかり味を出してくれる。有名どころは、時任三郎(久しぶり!)、田辺誠一、綾瀬はるか、吹石一恵、それにチーフパーサ役の寺島しのぶや、グランドスタッフの田畑智子、オペレーションデレクターの岸部一徳がいい味を出しています。他にも‥。

 様々なエピソードは見ていてなるほどと思わせ、その上、それぞれしっかり有機的に繋がっているすごさ!
 でも、メインのエピソードが弱い。かなりリアルなつくりな分、クライマックスの大変さ(困難さ)がイマイチ伝わらない。ましてや、結局飛んで引き返してくる話で、なんか納まりが悪い。

 作りこみは、今までの矢口作品のなかでは、一番です。ただもったいないのは、エピソードが多すぎて、未消化な感じのするのが何点かあります。エピソードのツッコミ方もちょっとTV的。もっと映画らしい展開のストーリーが一本通っているとよかったのに、と思います。

 まあロバート・アルトマン監督の「マッシュ」のような、エピソードの羅列的な映画でも、映画らしい群像劇もあるので、あくまでも「ハッピーフライト」を見終わったときの「もの足りなさ」からの類推でしかないのですが‥。

 これが、連ドラでやればかなり面白いと思います。米国TVドラマ「ER」なみのリアルな内幕ものの群像劇になると思えるんだけど‥。


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