2010/2/16

やみつきになる映画「愛のむきだし」  映画



 昨年の映画ですが、友人の紹介で、ビデオレンタルで鑑賞。昨年のベストテンをにぎわしたとか。

 やたら、変な映画で、今までの常識を覆すような映画でした。確かにハマリマス。

 軽くて、ノリが良くて、Hで、それでいてなかなか内容はへヴィーで。内容のへヴィーさを感じさせないのり。音楽の使い方が素晴しい。
 ジャンル分けのできない映画でした。しいて言うならできのいい「ピンク映画」ですね。Hシーンが少ないけど。映像遊びが豊富で、軽く撮っているようで、内容はヘヴィー。センスの良さを感じます。平成の神代辰巳という感じがしました。

 見ている間、237分という長い映画ながら、まったく飽きさせることなく、ましてや、終わりに近づいてくると、この心地良い鑑賞が終わるのがもったいなく思わせてしまう。それは、やはり、破天荒なストーリー展開もさることながら、結局、登場人物の魅力のせいだと思います。それも、まったく新人の三人、西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラがとても魅力的で、ありえない豪華なトライアングル(三角関係)を見せてくれます。三人とも変で、ありえなさそうで、リアル。

 エンターテイメントとして大変面白い。とくに前半が出色の出来。点数としては、前半☆☆☆☆.5、後半☆☆☆.5。

 そういえば、ヨーコ役の満島ひかりは、子どもの見ていた「ウルトラマンマックス」のロボットお姉ちゃんだった子で、ようやく目が出た感じでうれしいですね。

 なんで、こんな変な作品が、心踊り、面白く思ってしまうのか。

 大映の巨匠・増村保造の影響もあるような(あの大映テレビ「赤い」シリーズなどの基礎を作った人)、鈴木清順の影も見えるような、何にもとらわれない雰囲気は神代辰巳も感じられような‥。

 もう名作です。エポックメイキング的な作品。今後、真似た作品がごろごろ出てくるかもしれません。

 この手の作品は、今までは変な評論家が過大に評価したりするような映画ですね(例えば黒沢清の「ドレミファ娘の血は騒ぐ」のような)。でも大衆受けはあまりしませんでした。結局エンターテイメントでなかったんですね。それが今回、この作品は、しっかりエンターテイメントととして観客を満足させる力があります。

 いや〜驚き。お時間があったら、騙されたと思って見てみてください。やみつきになります。
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