2012/11/15

「北のカナリアたち」見てきました  映画

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 先日の日曜、県央ワーナーマイカルは見るのがないな〜と思いつつ、なにか見たいと思い、これを見てきました。阪本順治だし、ちょっとは骨のある映画では?と思い、またラジオで、パーソナリティーの女性の面白かったという言葉に興味を持ったのもあります。

☆☆☆☆。(☆5個で満点)

 原作が湊かなえ(「告白」の原作者)だったので、けっこう人口的な話で、それをいかにリアルな風を入れて成立させるか、がポイントだと思いました。結果、阪本順治の手堅い演出が、ちょっと考えられないような人口的なストーリーをリアルに息づかせました。それが素晴しい。

 何よりもやはり吉永小百合です。この人は、いい意味で「お化け」ですね。この年で清楚で、色気があり、尚かつ、公平さを感じさせる魅力。吉永小百合でなかったら、これほどまで説得力があるか、と思います。宮崎あおい、満島ひかりや小池栄子、松田龍平など主役級、それもイメージのつきすぎている彼ら彼女らも吉永小百合の前にはいい意味で「平準化」されて、ちゃんとそれぞれの役に納まっていました。演出力、演技力もあると思いますが、吉永小百合の存在感のおかげだと思います。(まあ、正直言って過去のシーンで、40歳という設定は全く見えませんが。)

 それと、吉永小百合にからむ夫役の柴田恭兵、と警官役でからむ仲村トオルがいいです。脇役なのですが、キラっと光る。それもこの映画の要となる重要な設定です。(この二人が説得力がなかったら、この映画は成立しないぐらい重要な役で、出番は少ないながら見る側の想像力を掻き立てる力のある演技でした。)

 それでこの映画の鍵になる森山未來は、助演男優賞ものだと思います。謎解きのある映画なので、あまり内容は語れませんが。

 お涙頂戴映画ではないのですが、けっこう泣けました。

 子役たちの合唱も素晴しい。野原を歩きながら歌っているシーンは「サウンドオブミューック」なみの感動があります。(子役たちが、まったくの素人で、歌唱力で選ばれたそうですが変なくせがない分とても自然な演技をします)

 まったくの娯楽作です。でも、上質な娯楽作で、吉永小百合はいい映画に出演したと思います。
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