2006/12/31

硫黄島からの手紙  映画

 ようやく見ました。前評判がよく、TVを通じ、いろいろと情報がイヤでも入ってきます。かなりの期待を持って見ました。それが良くなかったのか?正直言ってイマイチでした。

 点数は☆☆☆.5です。でも前作「父親たちの星条旗」と対(つい)で2作品合わせてなら、☆☆☆☆☆です。何よりも画期的です。双方から、それも第一級の作品が作られたのですから。

不満点は、(これから見る方は読まないでください。)

・栗林中将(渡辺謙)、西中佐(伊原剛志)の役柄はきれい過ぎるし(米国人が作ったので、日本人への配慮があったのでは?)、対立する伊藤大尉(中村獅童)は類型の域を出ていない気がする。

・2万人もの日本兵がいるとは見えない。
 (当時、硫黄島には2万人以上の日本兵がいた)

・時間経過が分からない−すぐにアレだけ膨大な地下壕が出来たようにみえるし、一ヶ月の戦いには思えない。一週間ぐらいな感じ。

ただ、西郷(二宮和也)のおかれた状況の背景としての戦場であれば、とりあえず納得。
彼をもっと中心に話が進めば、上記の問題点は解決するのではと思う。
(前作「父親たちの星条旗」では、「戦場」は主人公3名の「記憶の断片」としてフラッシュバックされていて、それで戦場の全体が類推できた。が、今回は、戦場をメインにしているので、時間経過や、上に書いたような問題点が気になる。)

 でも、この映画で初めて、あの戦場に行った若者が、自分自身と変わらない同じ世界に住んでる人間であったと思えました。日本の戦争映画は、どこか別世界の話のような感覚がいつもあります。その意味では衝撃度は「父親たち星条旗」より大きかったです。
(米国人が作った「日本映画」(硫黄島からの手紙)であらためて当時の戦争について深く考えされて、映画でも日本は米国に負けた気がします)

 子供といつも一緒に寝ていますが、この映画を見てから、ふと夜中に目覚めるとこの映画のことが頭に浮かびます。そして隣に寝ている子供を抱きながら、自分は今、この上ない幸福の中で生きているのだとつくづく思いました。

 是非、多くの日本人に見て欲しい作品です。
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