昨日TV番組で喋っていたへべれけの語源。
アレについて追記。
一応TVでは「一説には」といっていましたけど。
探してみると、
こんなページがありました。
> へべれけは、ヘーベーのお酌という意味のギリシア語「ヘーベー・エリュエケ(Hebeerryk)」が短縮され、へべれけになったとする説が有力とされている。
最近では最有力説にまでなってしまいましたね。
そもそも「ヘーベのお酌」が最初に出てきたのはイーリアスの4.2です。
そこに出てくる文章。
meta de sphisi (彼らをまわって) potnia Hebe(女神ヘーベは)
nektar(ネクターを) eoinochoei(お酌した)
あれ?えりゅえけは?
「お酌した」=「eoinochoei」←発音、なんだろう?(えおいのちょえい?)
で、えりゅえけは、昨日も書いたとおり、意味は「流れる」。
おかしい。
で、これを最初に唱えた人ってのがいるんですね。
それは、木村鷹太郎さん。
この人は、翻訳者で哲学者なんですが、
面白いんですよ。考え方が。
その人は、
「日本神話こそが全世界の神話の起源なんだ」
「日本語は他の全言語の起源なんだ」
「ギリシア神話のアテナと日本の天照大神(あまてらすおおみかみ)は同一人物だ」
「邪馬台国は古代エジプトにあった」
こんなことを言っているんです。
こんなこと言ってる人が唱えた説なんですよ。
へべれけの語源がギリシャ語って信じられますか?
僕は正直、無理。
しかも!
(抜粋)
ヘベレケ(Hebe errulke):酒にひどく酔った状態
「Hebeのお酌と言う意味(木村鷹太郎氏説)
ヘベレケに酔うという語はへべのお酌で酔うと考えると
よく意味が解るが このほかにヘベレケの意味を詳しく説明した本は無いようだ
最後の一文でガセ決定と言う気持ちになる。

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