スーパーGT第5戦スゴウを週末に控えて、なんだか怪しい気配。
ニスモが控訴したそうな。
で、再び暫定扱いとなった富士第3戦結果。この後、どうなるんだか、カイモク見当も付かないです。
GTについては観戦というよりも、レースの雰囲気を眺めにいってるようなものだから、ナニヲカイワンヤってな気分ではあるんだけど。今年のスゴウも、また荒れるのかな?
SUPERGT.NET NEWSから
-JAFプレスリリースより抜粋-
2006スーパーGTシリーズ第3戦GT500クラスの競技結果成績について
「2006スーパーGTシリーズ第3戦 富士GT500kmレース(5月4日開催)」においてトムスチームが提出した控訴に対するJAFモータースポーツ審査委員会の裁定を不服としてニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(株)からJAFモータースポーツ中央審査委員会に控訴が提出されました。 このため、同中央審査委員会の裁定が出るまでの間、当該競技会のGT500クラスの競技結果成績は再暫定結果(7月10日付大会組織委員会発行)のまま保留となりますのでお知らせします。以上
次いで、競技規則と控訴についての解説が掲載されていた。なんとも丁寧なことで。
NISMOにはNISMOなりの腹積もりがあっての控訴ということだとは思う。
でも、それ以前の、レース終了後にTOMSの抗議が却下され、JAFに控訴してから承認までに二ヶ月を越える時間が掛かり、その間にレースが一戦開催され、さらに今回、再び暫定状態になったまま次のレース開催を迎える、という流れは、決勝結果に基づくウェイトハンディ制を採用するGTにとって、事態の異常性を際立たせている。
TOM'Sの控訴を認める(ペナルティを無効とする)裁定は公開されるのだろうか。どんな理由になっているのだろうか。NISMOの再控訴もどんな内容になっているのか。是非、内容を知りたいものだ。
モースポチャンネルに、同じく18日、GTA加治事務局長のインタビュー、「水準を合わせたジャッジを迅速にできることを目指したい」という記事があった。それは、おそらくはGTが全日本選手権から外れて、GTAとして独立組織になった経緯と変わらないのだと思うのだが、丸2年を経ても再び、という気分。
レースのジャッジをするのは誰なのか。当該ドライバーやチームなのか。JAFなのか。現場のオフィシャルと現場の審査委員会は、控訴の前では添え物か。
これまで、何度となく同じようなことがあり、同じような論議がされてきた。どちらが良いか悪いか、ということではなく、それ以前にレースオーガナイザーの権威の無さに、信頼の無さに、力の無さに、やり切れなさを感じてしまう。
モータースポーツの自尊心は、深く傷付いている、
そんな気がする。

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