トヨフェスに一緒に行く約束をしていたお友達から、出発予定時間等々についてのメールがきました。メールのタイトルが「トヨタヘェスタ」でした。ヲィヲィ、豊田へエステにでも行くんかい!と突っ込みたいSなこうらです。
さて、昨日の筑波サーキット、インタークラブレース最終戦での出来事です。
あるクラスのレース中、第一ヘアピンの外側に、マシンが直進して止まった。ブレーキミスかマシントラブルなのか、暫くしてからドライバーは諦めたようにマシンを降り、コースサイドに退避した。
よくある光景なんだが、今回は呆れたことが。
サーキットでは、マシンがコースアウトやクラッシュやトラブルでコースサイドに停止した時、コースの周囲にある監視ポストから、イエローフラッグが出され、走行中のドライバーに危険を知らせることになっている。
レースに詳しいひとなら常識なんだけど、そのイエローフラッグは、トラブルの起きている場所の手前で出され、ドライバーに危険な場所があると報せる。そして、当該ヵ所を通過した先の監視ポストでグリーンフラッグが出され、危険ヵ所の終了を報せている。その黄色と緑色の旗が出ている間の区間では、ドライバーは減速する義務があり、追い越しは禁止される。当該ヵ所でのスピンやコースアウト、レーシングスピードでの通過はペナルティの対象になる場合がある。
それらは、停止したマシンとドライバーの安全確保と、救援や回収に入るレスキューやオフィシャルの人達の安全確保、さらに二次災害の予防のために定められている大切なルールだ。
話を元に戻して、筑波の1コーナーを立ち上がったマシンが、第一ヘアピンまでの緩やかな下りのS字を疾走し、ヘアピン外周のバリアに向かって直進、そのままコースアウトして止まった。
その時、停止したマシンの手前の監視ポストより早く、マシンの先にある監視ポストから、イエローフラッグが振られた。
えっ!そんなんありか!?
マシンが通過する前に、監視ポストの手前で止まったらグリーンフラッグだろうが!!
何のためのイエローフラッグだよ?
ドライバーがマシンから降り、バリアの外に出て、それから2周回、イエローフラッグは振られ続けた。連動して次の監視ポストで振られたグリーンフラッグとの間には、危険なものは何も無かったけれど。
筑波のローカルレースだが、これはないんぢゃないか。非常識としか言いようがない。
恐らく、イエローフラッグを振ったオフィシャルは目の前で起きたことに慌てるばかりで、コースオフィシャルとして自分のやるべき事、やってる事の意味をちゃんと理解してないってことだろう。こんなオフィシャルがいるレースに出場するドライバーは、どうやって自分の身を護れば善いんだろう。自分で護るしかないってことか。
接触や無理なオーバーテイクでトラブルが起きたり、ドライバーの非常識が取り沙汰されることはよくあるが、オフィシャルはどうだ。そんな時の監視ポストの仕事を見ている観客はあまりいない。もしかしたら、意味不明な旗の合図で混乱したドライバーがいたかも知れない、と思うと恐い。

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