年末も残り1週間を切りました。ストーブリーグというかステップアップ情報が気になる時期になりましたね。
FNやSGTに関しては全然判りませんけど、ミドルフォーミュラに関してはFCJのスカラシップが発表され、一気に来期のシート予想が白熱してきました、興味津々ですね。
FSWでも、先週21・22日にF3・FTドライバーズテストがあった模様で。なにやら見覚えのあるヘルメットが走っていたようです〜♪ いよいよ来期に向けて、発表が待ち遠しいですよ♪
昨年末に元F1ドライバー鈴木亜久里が立ち上げたSAF1、存亡の危機を乗り越え今年一年の締め括りに完走を果たし、来期にむけて期待を繋げました。そして来年、元F1ドライバー中嶋悟の長男・中嶋一貴選手がウィリアムズF1にテストドライバーとして参加することが発表されました。
これだけ見れば、日本のモータースポーツの未来はなんと明るいことかと思えます。
けれども、国内の状況はどうなのか。
実は、先月11月16日のF4ステップアップ支援に関する記事にコメントを頂き、暫くマジにいろんなことを考えてしまいました。
昨年末からウワサのステップアップカテゴリー・FCJの発足は、その開幕から準備不足を露呈しつつも全10戦が終了。終わりよければ全て良しとばかりに3人のドライバーの名前がスカラシップに掲げられたものの、内容は不明。しかもそのスカラシップはFCJからではなく、サポートするメーカーからのもの。FCJという組織は単に軒を貸しただけ状態。
成立前の始まりからケチの付いたFRなんだから仕方もない、って判ったフリをするのも嫌だけど、ここまでメーカー任せとは知らなんだ、って気分。
メーカー系のチームばかりなF3業界で、メーカーからのサポートが無ければ乗れない現実は厳然としてあって、それを理解出来ない訳ではないけれど、FCJの独自のスカラシップが難しいだろうことは分かってはいるけれど。
FCJって、要するに何時かトヨタとホンダのF1に乗るためのドライバー育成オーディション、ってことなわけ?って思っちゃう。
ニッサン系の国内F3チームはないとはいえ、ルノー傘下のニッサンだって何かしら将来のことを考えているのだろうけれど。
現在はメーカーの意向次第のステップアップでしかF3やF1に続く道は無い、と言えますけど、逆にメーカーにしがみつくしか本当に道がない、今の国内の現状が健全なのかどうか、kouraは疑問に思ったりしています。
FCJ謳い文句の「世界に通用する」ってのは、メーカーの後ろ盾がなくても一人前にやってゆける、という意味であるべきだと思うんです。それは言い過ぎってもんでしょうか。
ほんの一握りのF1ドライバーを育てるために、メーカーが青田買いや囲い込みに血眼になっているあいだに、国内フォーミュラのピラミッドはどんどん貧しくなって行くのぢゃないかと心配になります。
現実問題として、kouraに何が出来る訳ではないのですが、そんなキモチで、FJやF4というカテゴリーには、これからももっと頑張って貰いたい、と思う今日この頃です。

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