今週末は富士スピードウェイでフォーミュラ・ニッポンの開幕です。モチロンF3第一大会とFCJ第二大会も併催。
それだけで、もうちょっと気もそぞろ♪ワクワクです。
今日は良いお天気でした。今日からFCJは合同テスト、明日からFNとF3もレース前練習走行に入ります。このお天気が、週末まで続くと良いのですが。
春は始まりの季節、迷いも多い。とある女性ドライバーさんのヒトリゴトを読んで、考えた。
以下抜粋…
契約はしませんでした。わたしはフォーミュラでやって行きたいので、箱はまだやりません。
契約の内容もただ女性がレースをやっているって形があればよくて、結果は関係ないって内容なんで…
勝たなきゃ意味ね−しッ
…以下略
走りたいキモチ、レースをしたい気持ち。誰よりも速く走り抜けたい、ただそのためだけに全てが集約する。そのためなら、誰よりも貪欲だ。
平凡な日常生活を送っていると、その想いは、素晴らしく我が儘で、自己中心的で、協調性の無い無謀な行動に見える。時には愚かしくさえ思う。それでも、自分の力を信じて走り抜けようとする姿は、鮮やかに美しい、と思う。
レースを続けること、は難しい。多くの者は、描いた夢の半ばで、夢と割り切り諦める。仕事や日常を理由に離れてゆく。あるいは、レースから切り離せない想いを抱いて、サポートする側に移動する。
一年間レースを戦い、シーズンが終わり、次の年に向けて、新たな準備を始める事が出来るなら幸いだ。
沢山の想いを抱いて、今年も夢に向かって走り始める者達がいる。
何処がゴールになるのかも定かでない夢に向かって、スタートを切る。ただ、自分のためだけに。沢山の反対や心配や疑問や、これまでの日常や常識を振り切って。それは、孤立無援の自分との闘い。
何のチカラにもなれないけれど、走り始める彼らを見続けたい。そこで鮮やかな軌跡を見つけたいから、見たいから。
自分を信じて、迷いも戸惑いも振り切って、
今しか無い、今に、全力を尽くせ。
花が開く、春は、始まりの季節。


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