往きは10時間も掛かった岡山も、新幹線で3時間半で帰って来たらそのまま今度は自走で富士まで2時間半。サーキットのゲート前でしばし仮眠を取って元気回復、も〜、只のもの好きです、呆れて下さい。
9月2日に富士スピードウェイで開催されたチャンピオンレース第5戦、前回7月15日の第4戦が台風のためにキャンセルされたので、ホントに久しぶり。その前のワンメイク祭に併催だった第3戦も予選しか見ていないので、もぅ3ヶ月ぶりの富士FJです。待ち遠しかったですよ〜、笑
関東には富士の他に、筑波シリーズ、もてぎシリーズと3つのFJ地方戦がありますが、今年は富士のFJがめちゃくちゃ面白い。
全体にハイスピードのサーキット、スリップの効く長いストレート、ワイドな高速コーナー、ダンロップからの登りの連続コーナー、どこでもバトルが満載、周回ごとにトップは5〜6番手からでも入れ代わる。コーナーごとに順位が入れ代わっていたりする。マシンスピードも必要だが、それ以上に最終コーナーを立ち上がった時のポジション取りは重要だ。誰を押さえ、誰の後ろからスリップを使えるか、そのためには、それまでのコーナーでの駆け引きやライバルの動きを予測することも大切だ。速さだけでは中々勝てない。
昨年が詰まらなかった訳ぢゃない。ただ今年は、トップから6台ばかりがセメギあっていて、拮抗するバトルがワクワクハラハラだ。特に、九州から遠征して来ている#33吉田、#11岸、もてぎチャンプ#14井川のベテラン勢、各々2位を獲得している新人の#86宮沢と#90磯貝、さらに今回は筑波で一勝の#83秦野も参戦。中々の混戦状態。ランキングトップの#33吉田を追う二位の#11小山とのポイント差は14、次いで#86宮沢が3ポイント差で続く。優勝を決めてチャンピオンに大手をかけたい吉田、同じチームながら逆転を狙う岸、なんとか勝ちが欲しい新人宮沢、各車思惑は様々。
予選は、#14井川のトップ、1戦3戦に続き三回目のポールポジション。速いがあまり富士と相性の良くない井川、開幕戦のリタイヤが響いてランキング4位。早く勝ちが欲しいが、予選2番手岸とはコンマ5秒の差、今回もかなり厳しいか。
1周回目、トップ#14#11#33と予選順で帰ってくるが、ダンロップシケインで予選7番手から4番手まで順位を上げた#19がブレーキミスでスピン、後続の#86#13は辛くも躱すがトップとのギャップが開いてしまう。次いで予選15番手からいきなり6番手まで大躍進の#90は10台抜き。
2周回目、トップ3台はスリップを使って順位を入れ替えながらの接戦。やや離れて4番手は#86、#90、続く#13大畑、#89藤井。早く前を追いたいが第2集団のバトルも熾烈。一番に抜け出すのは誰か予想もつかない。3周回目に#90が第2集団のトップを奪うが、次周には#86に交わされる、7周回目#90に代わって5番手に上がったのは予選16番手の#83秦野、こちらは11台抜き。#86は集団のトップに立つと、徐々に後続を引き離し単独走行になるが、前を追うにはやや差が開き過ぎ。トップ集団に迫る勢いで追い上げたがあと少しでチェッカー。ちょっと残念。
ランキングも気になるが、それより何より、レースが手放しに面白い。最終戦は11月18日。

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