雨のフジスピードウェイというと、いろんなこと思い出すけど、それはさて置き。
月曜深夜のFN第4戦のTV放送を観て、違和感を感じた。
土砂降りのサーキット、なんか変。
私は関東のサーキットしか行ったことがないのですが、屋根付きガラス張りのメインポストって、海外では普通なの?
ツクバ、モテギ、スゴウ、仙台ハイランドのほかは、スズカに一昔前に一度行ったきりですが‥どこのメインポストもみんな、胸までのコンクリートウォールが四方を囲んでいるだけ。
雨のレースのときのマーシャルはレインウエアでずぶ濡れが普通です。
グランドスタンドだって、屋根はあっても吹きっ晒しだし、コースの各所にいるコースマーシャル達は雨を避けるヒサシはあっても、雨風に晒されて監視をつづけている。コースサイドの観客は、もちろん傘やらカッパやらで自衛していても、濡れ鼠同然だ。当然走るフォーミュラドライバーは雨でずぶ濡れ。
そんななか、TV画面に映し出されたジャケット姿のメインフラッガー達は、ガラス張りのメインポストのなかに平然と立っていた。
それは違和感というか、不審な印象、というより、不信感に近いかも。
どうなんだろう?
今回の2ヒートレースについて、巷間色々な意見が語られています。私には判断がつきませんが、釈然としてはいないのだろうと思う。
単純に、自分の感じた違和感は何故か?と思ったとき、あのガラス張りのメインポストが原因だったことは事実。メインポストのマーシャルが決定権を持っていたわけではないけれど、彼らの、雨に濡れた姿があったなら、もう少し早い判断を可能にしたかもしれない、という憶測をせずにはいられない。
雨が理由で赤旗中断になる、というケースはあるのかな?
今年から、二輪は雨での中断はなくなった。それまでは、トップを走るライダーがアピールすれば、雨のために危険なので赤旗中断、ということになり、マシンをピットに戻してレインタイヤに換え、レース再開、再スタートという運びになった。現在は、雨が降りだしても、コースサイドから雨表示の旗が出され、危険を感じたライダーは自己判断!でタイヤ交換のピットインが出来る、ということになったらしい。
今回、雨が降り始めてから全車迷わずタイヤ交換を選択した。にもかかわらず、スピン・コースオフ車両が続出した。マシンコントロールが不能に近い状態だった。復帰出来なかった車両は残念だったが、大きな事故にならなくて、本当に良かったと思う。
前回のスゴウ第3戦で、1コーナーでコースアウトした平中とトレちゃんの二台は、ほぼ同じ場所にクラッシュした。二台とも単独スピンだったが、続けて起きたら大変なことになっていたな、と思ったことを忘れられない。

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