午後からの決勝。いつもなら、カートがあるのだけど、土曜の走行枠はあったようだが今回はタイスケに入っていない。その分余裕があるのか、各レース・スタート前にドライバー紹介のセレモニーが行われる。
コースインはピットから手押しでグリッドへ。ドライバーは一列に並んでグリッド順に名前を呼ばれ、コース上の仮設ステージで簡単な挨拶をする。なんだかFNみたいだ、何かのメモリアムという訳でもないのにこんなセレモニーをやるのは珍しい。ドライバーとしたら嬉しいだろう。出来れば開幕戦にやって貰いたかったけど。
さて、FJドライバー全27名の挨拶が終わり、決勝フォーメーションが始まる。
トップは黒と赤のボディの#89藤原、2番手白い#37早崎、3番手黄色いノーズの#90高桑、次いで#88大島#12安藤#85森、#66横地#83秋山と続き、9番手にランキングトップの#97鬼丸、#68中條を挟んでランキング2位#84阿知波が11番手。なんだこの順位は。
確かに2年目の#84、追い上げが上手いのは今までも見てきたし、競り合いに強いのも知っている。しかしシリーズも終盤に来てトップを争う2台が9位11位というのはダメだろう?
スタートは#89#37#90の順で綺麗に1コーナーをクリア、#12が4番手。1周終了で5番手から#88#66#85、8番手#97、9番手#84と早くも直接対決、何処まで上がれるか。
余りペースが上がらないトップ#89、どこからでも抜いてやるとばかりに#37が攻め立てる。ブルーとイエローのメットカラーが鷲か鷹か隼か、猛禽類を連想させる。ルーキーとはいえ、カートのバトルは恐らく百戦練磨なのだろうと思わせる。3番手の#90も隙あらばと前を伺う。4番手#12、5番手#88もピッタリ後に続いている。スタートで順位を上げた#66が2周回目に居なくなり、前と若干離れて6番手#85、続く#97#84の追い上げに防戦気味。#68中條、8番手から下がった#83秋山、#94は11番手で3つ順位を上げる。
7周終わりに#12スピン、再スタートのタイミングがなくほぼ最後尾まで落ちる。う〜ん、勿体ない。
トップから3台差がなくテールトゥノーズ状態、#12が抜けて4番手に上がった#88から8番手の#83まで数珠繋ぎ。
10周終わりから3番手#90若干遅れ気味になるが、4位以下とも少し差が付く。4位バトルの#88#85、さらに熾烈な#98#84の接戦は毎周回続くが最後まで逆転は無し。
SFJは、ポールの#38宮沢スタート1コーナーで2番手#19中林に並びかけられるも1ヘアピンで抜き返し何とかトップをキープ、意外にも3番手のベテラン#39野間がスタートで#11小山#2三星2台に交わされ5番手に。6番手#3沖永、次いで#22赤堀#9西岡
トップ#38、序盤から良いペースで後続を引き離し始める。18周のレース、そんなに急がなくてもと思うくらい、5周程で3〜4秒の差がつく。最終ラップは7秒差。
これまでマシントラブルでリタイヤが続いたルーキー#2、ベテラン#39に詰め寄られ、毎周回接近戦。コーナー毎にタイヤとノーズやウィングが当たりそうなバトルが続く。最終コーナーの進入で並びかけられ押さえる#2、ラインを変えてはアタックする#39、中々の好バトル。トップ争いとは別に最終戦が楽しみだ。

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