柳小屋Vアクシデント

2019/1/14 | 投稿者: クロちゃん

2005年7月16日(土)〜17日(日)
 3連休のこともあって今回は柳小屋も相当な混雑を予想したが、意に反し我々2人の他は夕方近くに登山で訪れた中高年の男女2人と暗くなる直前にやって来た釣り人2人の計6名だけだった。
登山者の2人は翌日真の沢林道より甲武信岳へと向うと言う。真の沢林道は荒廃していると思われるので気をつけて行ってくださいネ。まあ、山慣れした方達とお見受けしたので大丈夫でしょう。

 夕暮キャンプ場から4時間半の行程で柳小屋到着。しばしの休憩の後、小屋のすぐ上流より入渓する。今回、順調だったのは同行者のキイくんで、クロちゃんには魚信が遠い。
真の沢と股の沢合流地点の手前でキイくんが良型をゲット。

「クロちゃん、メジャー、メジャー!」
「……??あれ、メジャーは小屋のザックの中に忘れてきました。」
「もう!自分が大きいのを釣ったときだけメジャー持っているんだから〜。」
「いつもは持っているんすけどネ。たまたまですよ、たまたま……。」

こんな会話のやりとりの直後、事件が起きた。

平凡な何でもない場所で、キイくんが足を痛めてしまったのだ。岩を越えるのに枯れ木に乗ったとき、その枯れ木が折れて、はずみで足をひねってしまったらしい。
歩けるということでホッとはしたが、歩くと痛みがあるという。
「ボキッ」と木が折れたとき「骨が折れた!」と思ったそうです。ここまでに、食べる分の釣果はあり早々に小屋に戻った。そうなると昼酒、昼寝のいつものパターンで渓の午後は過ぎて行った。

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 夕方近く、冒頭の登山者が現れ、天ぷらをお裾分けする。「美味しい」と誉められ笑顔。
暗くなりかけた頃来た2人の若い釣り人には、「一緒に飲もう、早く荷物を小屋に置いてここへ来なさい。」と宴に誘った。「残り物だけどね。」と、天ぷら、パスタなどを差し出す。この2人、あまりにも旨いと誉めてくれるものだから、翌朝のメニューの予定だった料理まで作ってしまった。お世辞でも「旨い」と言ってくれると嬉しいものです。
「明日、10時半までに岩魚釣って来たら天ぷら作ってあげるネ。」なんて約束までしてしまった。
キイくんの足はだいぶ腫れてきていた。

 翌朝、予定では昼頃帰ることになっていたが、キイくんの足の腫れがだいぶひどく早いうちに帰った方が良いと考え、7時半に小屋を後にした。キイくんの足はまるで象さんの足のようです。
若い釣り人2人は釣りに出掛けていて留守だった。
「10時半までに岩魚釣って戻って来ても天ぷら出来ません。約束破ってごめんなさい。」
心の中で2人に詫びて出発する。

キイくんは、適当な枯れ木を杖にして歩くが、一歩毎に「痛っ」と呻き声を発している。いかに登山道といっても、所々崩壊していたり、倒木の障害物があったり、危険箇所もある。通常なら平然と歩く道を一歩一歩慎重に進んだ。
赤沢谷出会いに着いたときは、無事ここまで辿り着いたことを本当に安堵した。ここで、ラーメン作って遅い昼食とした。キイくんは、痛みに耐えてきた疲労感とここまで来た安堵感でしばし昼寝をする。

「医者に行けば、酒は飲んではダメ。風呂も遠慮しろと制限されるに決まっている。だから、帰りに温泉に入って、クニちゃんの店で下山祝いだ。」キイくんの今日の希望と願いはここにあった。

車まで7時間の行程。長い道のりを乗り越えてようやく辿り着くことができた。後は機械の力で戻れば良いことです。

大滝温泉で汗を流し、クニちゃんのお店で、氷入りポリバケツに痛めた足を突っ込んで陽気に飲んでるキイくんと、「飲んで大丈夫なの?」と心配顔のクニちゃん。すでに酔っ払いと化して自分の世界に浸っているクロちゃん。3人の下山祝いは閉店時間を過ぎても続いていた。

 後日、キイくんの怪我は骨折していたことが判明した。根性で帰還した今回の柳小屋物語でした。

 アクシデントは思わぬところで発生します。危ない場所では気をつけますので案外起こりにくいものです。問題は発生した時の対処です。今回、7時間という時間をかけて下山しましたが、それが、果たして正解な行動だったのかは解りません。歩いたことで治癒までに時間がかかってしまったことは事実です。しかし、遭難救助は「セルフ」が原則と聞きます。その意味では、今回の自力での下山は誇れるものだと思います。

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タグ: 山釣り 奥秩父 岩魚



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