まりまりはインドネシア語で【おいでおいで】という意味。
お芝居ってなに?ゲキってあんまり観たことないな・・・。
そんな子どもたち大人たちに、まりまりが劇場を飛び出し【お芝居】をお届け。
3月27日・ブラジルプロジェクト浜松巡演の最終日
ブラジル人学校EAS(Escola Alegria de Saber http://www.alegriadesaber.jp/)
浜松校にお芝居会をお届けしました!!
EASは、浜松に住む日系人やブラジル人の子どもたち(幼稚部から高校生)が通う学校です。今回は、日本→ブラジルお芝居で目プロジェクトで
中学生80人にお芝居会をお届けしました!!お芝居上演
ブラジルポルトガル語(ブラポル語)で上演しました。
本当に楽しそうに明るく笑う彼ら。明るいんだな〜と思ったけど先生に
「いつもホント笑わない子が爆笑してた!」とうかがいました。やってよかった。
ブラポル語であっても、もっともっと深く演じられるようになって、
いろんな事を、感じて貰えるような演技がしたいです!
演じた演目は、
金の斧銀の斧(これは後日子どもたちが描いてくれた絵です↓)
タイ舞踊演奏体験も!
オオカミと羊飼い
大きなカブ
参加型も!
最初はブラポル語を話してる!って事だけで笑っちゃうんじゃないの〜?
と思いましたが、
湖の女神様を口をあけて見上げたり、(・O ・)
狼に羊たちが食べられてしまう時には身体をよじってギョエ〜(><)ってなったり・・・
お芝居世界にワクワクしてくれてる気持ちが会場中から伝わってきました。ブラジルからのメッセージと写真を展示
会場の壁に
去年ブラジルで頂いてきた、日本へのメッセージ・まりまりお芝居の感想を貼り出しました。
書いて下さったのは
サンパウロでお芝居を観て下さったブラジル日本人会の方々↓
スザノの日本語学校でお芝居を観てくれたの生徒たち↓などなど。
EASの生徒さんたちにとっては、
遠い母国の(ひい)おじいちゃんおばあちゃんに当たる一世や、
地球の裏側の同級生に当たる3〜4世です。
みなさんとても熱心に読んでくれてました!!
終演後、興奮冷めやらぬ中、企画監修の静岡文化芸術大学の池上教授が、
「周りの壁に貼られているのは、ブラジルからの寄せ書きです。今年もブラジルにお芝居に行くので、ブラジルへのメッセージを書いてください」とアナウンス。
皆、ものすごい熱心に、丁寧に、書き込んでくれてました。その姿を見ていたら
なんだかそのまま、去年お芝居しに行ったブラジルのスザノやピラールドスールの日本人学校にワープしそうな気持ちになりました。
EASの生徒のメッセージ↓
寄せ書きタイムには、生徒達とおしゃべりすることも出来ました。
タイ楽器の周りには生徒が集まり、にわか演奏教室になってました。
先生方や校長先生からは「観られなかった小学部にもぜひ、お芝居を見せて欲しい!!」との熱いご要望を頂きました
近所の日本人との交流企画スタート
さて、一息つき、お芝居会の様子を見ていただけた所で、会議室にてEASブラジル人学校の先生方に、池上先生がひとつの作戦をご提案しました。
「まりまりの日伯交流お芝居会」の
お手伝い参加を通じて
「EAS中学生」が
お隣の与進中学校の生徒、
さらに地域の方々と交流していく・・・
という作戦です。
この提案を伝えると、校長先生は大きく頷きながら聴いてくださり
「それは今年だけの企画なのですか?」
と質問されました。
池上先生はゆっくり、
「これからも交流企画自体は続けていきたいと思っています」とお返事されました。
校長先生は、「ぜひ、やりましょう」といって下さいました。
そこから、他の先生方、EAS理事長さんからも熱心な発言が続き、
この先の予定も、どんどん決まっていきました。
私は皆さんの気持ちに圧倒されるほどの想いを感じました。
先生方の一言一言に力がありました。
子どもたちと日本社会との接点を作ってあげたい。
それは元から、EASの先生方の想いだったのです。
お芝居会は1月と11月。
まずはまた、EASに来て参加希望の生徒達といろいろセッションをする事になりました。
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さて後日、東京に帰ってまもなく、EASから大きなつづら・・・じゃない、包みが届きました!
そこにはブラジルのお酒^^!お菓子^^!
・・・・そして、子どもたちからの手紙が入っていました。
それは本当に、びっくりするほどの愛のこもった絵と、感想でした。
読んでいる内に、彼らにポルトガル語でお芝居を届ける意味の深さが、
そこまで分かってなかったな、、、と気づきました。
前にまりまりを呼んで下さった子育てNPOに方から
「感動して、生きてて良かったって心から思ったら、
それは見えない力になって将来きっと子ども達を守る」という言葉をいただいたことがあります。
大切な子供時代を少しでも豊かにしてあげたいという親たちの思いにとても感動しました。
その大人達の想いは国が変わっても同じだと思います。
でも浜松のブラジル人の子どもたちは、学校以外で、
自分たちの為に用意された
言葉の分かる
子供のための娯楽や文化的イベント、未知の物とのコミュニケーションの機会・・・等がとても少ない状況に生きているのではないでしょうか。
まりまりが来て、久しぶりに?初めて?母語でのお芝居を観たのでした。
本当に嬉しそうに楽しそうにお芝居を観てくれた日系ブラジル人の中学生達、
それをとても嬉しそうに見つめていた先生達。
小学生にもみせて欲しいとの強い要望は、切実な願いだったのでした。
感想の絵はよくそこまで!というほど丁寧にお芝居の絵が書かれていました。
出演者の面白い顔も沢山。
そしてメッセージ。
まりまりにブラジルでよいことが沢山あります様に。
またきっと来てね。大好き。
まりまり!がんばれ!
ふれい!ふれい!まりまり!
笑いながら読んでいたのに泣きそうになりました。
「浜松」から、ブラジルに行ってよかった。
そして今年も、きっとブラジルに行きたいと思います。
(旅費カンパ・翻訳・報道などなど、協力して下さる方いたらぜひご連絡下さい)
今回も
企画監修・主催してくださった静岡文化芸術大学池上重弘教授
共催の日伯交流協会のみなさん、副会長・児玉さん、ヤタローの中村社長、
プレスリリースでもお力かして下さったSBSの小田木支社長
受け入れてくださったEAS倉橋徒夢理事長・校長先生
通訳もしてくださった教頭先生、
受け入れ体制を整えてくださった坂田先生
膨大な台本翻訳と発音指導をしてくださった田村エミリオさん
与進中の写真を届けてくださった(有)フカヤ写真店さん
試演会をプロデュースして下さったABCジャパンMichieさん
他沢山の方々が、まりまりお芝居会を実現して下さいました。
本当に、本当にありがとうございました。
EASの先生方とまりまり、児玉さんでお芝居後に記念撮影!!
やったね!という大人達・・・の、
目の前ではまだ子どもたちは寄せ書き書きに夢中です。
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4月にEAS小学生にも、SUACの主催でお芝居を届けられることになりました。
6月13日12時からSUACの学生さん達のプロデュースで、大学でのお芝居会も行います!
こちらはどなたでもご覧になれますので
浜松の皆さん、ぜひ、ぜひいらして下さい!!