ライアンを探せ!  新作レビュー

見た日/12月某日 ★★

 見たい!という息子にせがまれ、映画館へ。ウオルト・ディズニーブランドだが、ILMの元クリエイターたちで作った新しいプロダクションの第1作らしい。

 最近のディズニーは、「トイストーリー」のピクサー社をはじめ、フルCGを得意とするスタジオと組むことが多いが、これもそういう作品の1つだろう。

 上手く鳴けないライオンの子供、ライアンはかつて野生時代はその勇ましい鳴き声でヌーたちを震え上がらせていたという父親とニューヨークの動物園で暮らしている。父親に反発したライアンは、それに乗れば自然に帰れるという緑の箱に乗ってしまうが、そのまま車に乗って連れ去られる。父親や親友のキリン、コアラたちはライアンを追って船に乗り、無人島に到着するが、そこは彼らにとっても未経験な「野生」の世界だった。

 正直、ストーリー的には目新しさもなく、技術的にも目を見張るものもない。ヌーたちのミュージカルシーンや動物園を抜け出すあたりのサスペンス、アクションは面白いし、父親が威厳を取り戻す、というテーマも感動的なのだが、いまいち感動も伝わらない。

 上映時間もほどよく、そこそこは楽しめるのだが、同じディズニーブランドのピクサー社の作品に、ほぼ同じテーマで筋書きの傑作「ファイディング・ニモ」がある以上、これはちょっと不利だろう。そういう意味では可哀想。原題はテーマをそのままタイトルにした「THE WILD」だが、日本語タイトルの方がしっくりくる。
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