愛の流刑地  新作レビュー

見た日/1月某日 ★★★

いやあ、一言で言えば、面白かった!!

ツッコミ所も満載なのだが、鶴橋康夫監督は伺えば66歳のベテラン演出家で、これが映画デビュー作らしいが、脚本も演出も丁寧で最後まで緊張感を持って楽しく見られた。

性交渉の中で女性が「殺して」と要求するのに対して、彼女を愛するがゆえに、その悦びを満たすためにその行為をする男性。そこに殺意はなかったのか。子供を3人産み、平凡な生活を送りながら、性愛の素晴らしさに身を悶えさせながら喜ぶヒロイン。彼女はその平凡な生活を捨て、男とともに、性愛に生き、死ぬことを選んだ。これは果たして犯罪なのか?

というお話だ。

映画はまじめに性愛について論じていて、個人的に感じたモラルの問題は置いといて、主役2人の熱演もあって上映時間中は飽きさせない。

まあ、この映画の最大の魅力、は長谷川京子さん演じる検事ですな。あらゆる批評でこのハセキョーの演技のダメぶりが指摘されているが、僕はハセキョーの棒読みセリフと、ベタベタなセクシーさが妙に気になって気になって、ある意味ヒロインの寺島しのぶより性的な興味を感じる部分があって、逆に面白かった。

ハセキョーが自宅で証拠の2人のあの最中のテープを聞くシーンは、これから自慰行為でもするんじゃないか、という猥褻さにあふれていて、なかなかよかった。

それから、判事が本田博太郎で、被告の妻役で高島礼子がチョイと出ていたり、最初に事件を提示→刑事の取調べ→裁判でクライマックス・その過程で事件が明らかに、という展開に、「半落ち」に似ている、と思ったのは私だけ?(引用・だいたひかる)

とにもかくにも、今年最初に映画館で見た映画がこのアイルケ。一人で見たのだが、すでに見たよ、という友人の女性とも映画談義でおおいに盛り上がった。見た後で盛り上がれる映画は、最近珍しい。
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