Vフォー・ヴェンデッタ  新作レビュー

見た日/4月某日 ★★★
 うーむ、面白かったのだが…。この中途半端さはどうだろう。物語的にも、テーマ的にも、ビジュアル的にも、そこそこよいのだけれど、なかなか突き抜けない。
 政治的な切り口、9・11を彷彿とさせる揶揄、ヒーローの秘密に迫る謎解き、シェイクスピアや映画「岩窟王」などの引用、ロック音楽の粋な使い方…。さすがにマトリックスのウォシャウスキー兄弟の脚本だけあって、仕掛けと情報量は満載だ。
 だが、肝心のヒロインのナタリー・ポートマンに魅力が少なく、真の自由に目覚める後半から、ちょっと失速してしまった。Vがヒロインに恋をして、革命の意志に悩むように、映画自体も悩んでしまったような気がする。
 ヒロインが目覚めるきっかけになる途中の仕掛けがとっても面白かっただけに、ちょっと残念。群集シーンも迫力不足だ。
 でも、その中途半端さが実はW兄弟の計算だったりして…。
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