追悼・市川崑監督  映画つれづれ

市川崑監督が、亡くなられた、との報にただただ、驚愕!

享年92歳とのこと。もちろん御高齢だから、こういう日が来ることはあるとは思っていたが、90歳を超えてなお現場で指揮を取られていたので、にわかにし信じがたい。

市川監督と言えば、もちろん本編も素晴らしいが、僕は「市川崑劇場」と銘打っていたテレビドラマ「木枯らし紋次郎」が大好きだった。

小学高学年のころ、テレビで昼間に再放送をしていて、すっかりはまった僕は何日か親に風邪をひいた、とウソをついて学校を休んでしまい、盗み見るようにして見て、興奮したことが忘れられない。

大人になってビデオを見たが、その興奮は色あせなかった。

印象的なカット割、明朝文字のタイトル…本当にカッコよかった。

映画では、ベストは「細雪」だろうか。映像美に圧倒された。

リメイク版「ビルマの竪琴」は劇場で泣いた。

世評的には今一つだったが、個人的には田中絹代の生涯を描いた「映画女優」やSFに挑戦した「火の鳥」「竹取物語」も大好きだった。

「犬神家の一族」では、本家版もリメイク版も劇場で楽しませて頂いた。

幼いころから親しんできた監督さんがまた一人、亡くなってしまった…。

最愛の奥様にして、作品づくりのパートナー、和田夏十さんのところに、旅立たれたのだろうな、と思う。

ご冥福を、心よりお祈り致します。

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2008/2/23  1:36

投稿者:おたっきー

…Aさま、コメントありがとうございました。

そうなんですよね。市川監督って、巨匠なんだけれども、どんな作品にも意欲的に挑戦する、職人監督でもあった点が高く評価されていると思います。

でも、多彩な作品群ですが、どの作品も、市川監督らしい映像へのこだわりが見えるのが素晴らしい。

「犬神家」リメイク版でも、光と影のコントラストを強調した映像や、テンポのいいカット割など、その手腕は健在でした。

脚本もカット割もほとんど前作と同じなのに、古さを感じさせず、むしろまた新たな金田一像を作り上げているのには監督の意欲を感じました。

中村敦夫ふんする弁護士が「金田一さんは天使のようだ」とつぶやきますが、市川監督こそ、天使のような方だったのかもしれません。

2008/2/18  1:03

投稿者:・・・A

細雪(美しかったですね)もビルマの竪琴も古都もおはんも犬神家の一族等々・・・木枯らし紋次郎も!だったのですね。私が まだ 監督を意識することなく映画を見ていたにもかかわらず市川監督の作品を結構見ていることに驚いています。素晴らしい監督だったのですね。印象深い作品が多く、特に犬神家は不気味でしたね。あの時のカルチャーショックは色褪せず リメイク版もちゃんと見に行ったほどです。

市川崑監督の御冥福をお祈り申し上げます。

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