お買いもの中毒な私!  新作レビュー

観た日 5月某日 ★★★

※少々、ネタバレ的な要素もあるので、御注意ください。

ライトなコメディなのだが、楽しめる要素がいっぱいで、最後まで飽きさせない。

お買いもの中毒からなかなか抜け出せないヒロインに、マネキンが買いものをするよう誘惑する、というシーンが笑える。

ここのVFXは実に見事で、こういう日常的なお話の中で、こんなところにさり気なく物凄い特撮技術を使うのは、さすがに「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「ナショナル・トレジャー」のジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーだけある。

主演のアイラ・フィッシャーは、本当は33歳で落ち着いた感じの女優さんのはずだが、25歳のオキャン(死語ですな)なギャル(これも死語)を好演している。

まあ、予定調和で、観客の予想を裏切らないお話なのだが、ヒロインがカードローン地獄にはまっているのに、どこかとぼけながらも違う焦点で記事を書いていくうちに、経済社会の本質を突いていく金融ジャーナリストに成長していく、という展開はよく練ってあると思う。

そこに恋が絡んで、というのはいかにも、のアメリカンドリームなのだが、あまり目くじらを立てても仕方がないだろう。深くはないが、カード一枚あれば何でも買える、という経済優先の社会への皮肉も、一応は描いている。

ただし、僕も借金には苦労したどころか、かなり究極なところまで追い込まれた経験があるので言わせてもらうが、これほどの借金を背負ったにしては、ヒロインの意識は、余りにも甘すぎる。借金取りの男を、ただの意地悪に描いている点も、少々気になる。

結果的には、自分の弱さを克服していく、という展開ではあるのだが、そこも、ちょっと甘い。ただし、ラストの爽やかさでちょっと救われているかな。

それと、ヒロインの父親役で、ジョン・グッドマンが出ていてビックリ。久しぶり、グッドマンさん、という感じ。僕はこの役者さんが大好きなのだが、なかなかに軽くて笑わせてくれ、ちょっぴり渋さもあって、やっぱりいいなあ、と思ってしまった。


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