バルトの楽園  新作レビュー

見た日/6月某日 ★★★

 東映が、「八高田山」「砂の器」「かあちゃん」などを製作したシナノ企画と組んで作った大作。第一次世界大戦当時、徳島県に実在したドイツ兵の捕虜収容所を舞台に、軍部に反発し、信念に基づいて捕虜たちを優遇した所長を描く。捕虜たちが収容所を去るときに感謝を込めてベートーベンの第九を演奏し、これが日本での第九初演だった、というエピソードを映画化したもの。

 最後の第九シーンは捕虜たちの演奏、合唱にしては上手過ぎるものの、なかなか感動的なのだが、出目昌信監督の演出は淡々としていて、最後のクライマックスに向けてなかなか盛り上がらない。かと言って一つ一つのエピソードは感動的にとようという意図も見えるので、ちょっと中途半端になってしまった。

 松平健はなかなかの好演で、この人はあばれん坊将軍以来、どうも役柄に恵まれなかったが、やっと活路を見出した、という感じ。そのほかの俳優陣については、配役はなかなか豪華なのだが、平田満ら達者な俳優を揃えていながらその魅力を生かしきれてない。


 いろいろ書いたが、最後の第九とエンドタイトルのカラヤン指揮、ベルリンフィルの第九がよかったので★はちょっと辛目の三つ。どうも、僕は東映作品には甘い。
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2006/6/21  12:05

投稿者:おたっきー

 どうも、スミマセン!!「八甲田山」で「出目昌伸」監督でした。私としたことが…。こりゃあ、映画検定合格、怪しいですね。いよいよ、25日に試験で、2級と3級を受けます。

 さて、僕も高島礼子さんはいただけませんでした。この人、何だか艶っぽくて、清楚な女性に見えない。「隠し剣」のときは色気で旦那の上司に取り入る役だったので、まだよかったのですが…。

 「テレビ東京の正月時代劇特番みたい」。見事な表現ですう!。

 

2006/6/20  23:54

投稿者:下松食堂が好き

おたっきーさん。八甲田山や出目監督の名前が間違っています
よ。ところでこの映画、大好きな監督の作品で、ものすごく期待
していました。あくまでも個人的な意見ですがと前置きします。
主演の二人、松平健と高島礼子は完全にミスキャストです。何故
二人はこの程度の芝居しか出来ないのか悲しくなりました。映画
の内容より自分が如何に写るかしか考えていない、その程度の役
者なのだと。「ヒットラー、最後の12日間」のブルーノ、ガン
ツの芝居を観て、それ以上に日本人としてやろうと思わないの
か?最後に一緒に映画をみた妻曰く「テレビ東京の正月時代劇特
番を見ている見たい。」

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