シネマ歌舞伎 蜘蛛の拍子舞/身代わり座禅  新作レビュー

★★★★

デジタルや3Dの導入で、シネコン映画館の可能性が広がっている。僕の近所のMOVIX周南にも、早速3Dとデジタル上映機器が導入された。

それで、デジタル上映の方はコンサートや演劇の上映が主流のようで、いろいろと作品が始まったが、MOVIXチェーンは歌舞伎を運営している松竹系だけに、歌舞伎が映画で観られるこの「シネマ歌舞伎」も、その目玉のひとつだろう。

今回のシネマ歌舞伎の中でも、とくに見どころが多かったのが「蜘蛛の拍子舞」。歌舞伎は物語を楽しむよりは、その様式美を楽しむものなので、意外に「映画」という表現はいいかも、と思った。

画像も美しく、音もクリアで、アップ映像では役者の表情も観られて楽しかった。

坂東玉三郎の美女から妖怪土蜘蛛への変化が見物で、玉三郎は妖艶でいながら、風格も漂っている。美女から土蜘蛛への変化の間に現れる、巨大なクモの特撮(!?)も見物。

坂東三津五郎の坂田金時も格好いい。日本の伝統芸能を堪能できるとともに、実は100年以上も前に、日本ではこれだけ良質なエンタテインメイントがあったのだ、と再認識させられた。

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