ブラック・スワン  新作レビュー

★★★★★

痛い、痛い映画。身体の傷も痛いが、心の傷も痛い。

こういう、人の二面性を“痛く”描いた映画は過去にもあったが、この映画では、不安をあおる手持ちカメラでの映像と、VFXも駆使したホラー映画調の演出が、そんな痛みを執拗に、偏執狂的にこれでもか、これでもか、と描く。

恐らくそれがダーレン・アロノフスキー監督の狙いだろうが、これは好き嫌いが分かれるだろう。後半は完全なるホラー&サスペンスなので、ダメな人は絶対にダメだと思う。ちなみに、僕は『好き』である。これは好みの問題だと思う。

バレエの「白鳥の湖」と現実の物語をマッチさせていて、白鳥と黒鳥の対比を人間に置き換えている。バレエに限らず、「踊り」とは官能的であると僕は思う、クラシック・バレエが持つ清潔さと妖しさもまたこの映画の魅力だろう。

ナタリー・ポートマンが凄い。文字通り体当たりの熱演で、バレエのシーンのみならず、凄まじいまでの女性が持つ狂気と嫉妬を表現している。あと、ウィノナ・ライダーがおばちゃんになっているのにビックリ…でした。

同じ監督の「レスラー」も傑作だったが、肉体を鍛えた人の破滅性という点では共通点もある。

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2011/6/18  11:16

投稿者:マニィ

ナットマンさま、ありがとうございます!

本当に、イタカったです。

2011/6/15  10:39

投稿者:ナットマン

確かにこれは痛かった…
殆んどすべて同意見ですわ〜

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