モテキ  新作レビュー

★★★

全然モテナイ主人公がライターになって、魅力的な女性と出会って仲良くなるものの、「彼女は僕が好きかも。いいや、そんなはずない!」と悶え苦しむ様子を、サブカルチャーやJポップなど、斬新な映像センスを駆使して描いた作品。

うーむ、この主人公は20年前の僕だ。似たようなシチュエーションは、何度もあったぞ。

新聞記者になって、「記者」という仕事から得られる情報や立場に勘違いし、ダサいくせに女性にもてたくて、いろいろ努力するものの、結局、失恋を重ね、落ち込んでいた日々…いやあ、リアル「モテキ」でした。

面白いし、我が青春のアイドル、長澤まさみちゃんの正しい演出をしている点(彼女はセクシー、かつコメディ演技は最高!なのだ)は100点満点なのだが、「人」の描き方において、???な点がどうしても気になった。

麻生久美子扮する、OLの描写、主人公への上司、同僚たちの対応など、人格攻撃キワキワ、と感じたのは僕だけ?

人を想う切なさを描いてはいるが、そこに至るまで、人の痛いところや気持の奥底を笑うようなシーンもあって、幼いころから挫折感を繰り返し、青年になっても対女性に対して痛い想いを繰り返してきた僕には、ちょっとキツかったかな。

でも、大根仁監督の映像センスは素晴らしい。さすがに僕が敬愛するアダルトビデオ監督、カンパニー松尾氏の影響を受けた、と言われるだけはある。

この作品も、カンパニー松尾監督の影響力かと思われる、大根監督自ら手がけたという○○撮り的ショットもあり、これがこの映画のヒロインたちを美しく見せている。

大根監督のこれからが楽しみ。「モテキ」以外の長編映画が観てみたい。

森山未来君も好演。可能性がもの凄く広い役者さんだなあ、と感心した。

3



2011/11/17  11:04

投稿者:マニィ

俊夫さま、ありがとうございます!

人を苛めて喜んでいる、その様を映して、それはコメディーにはならない、と僕も思います。

これは、ある人気監督のコメディ作品にも感じたことですが…。

さてさて、それはさておいても、森山君とまさみちゃんは良かった、と僕も思います。


2011/11/17  10:39

投稿者:マニィ

ナットマンさま、ありがとうございます!

「モテキ」は世間的には絶賛の嵐ですが…人が苦痛に思う「表現」は、如何なものかな、と。バイオレンスや病気、心身の障がいなどを描いていても、底辺に「志」や「気持ち」があればクリアできるのですが、僕的に今回は「面白い」と思いながらも、その辺りでひっかかったものがあったのも事実です。



2011/11/4  11:23

投稿者:俊夫カメラ

観ました。ドラマを観てなかったので展開が理解出来るか気がかりでしたがそんな不安は無用でした。
ただ、大橋さんの言われる通り、主人公をさんざん小馬鹿にする上司や同僚が最後まで愛情のカケラも無い演出で終わってましたね(真木よう子は期待した、というか定番設定でしたが)

人を苛めて喜んでる奴らの映像は観てるだけでムカつきます。
そこにまだ少しでも笑える部分や何処かでその裏返しのような演出があれば救われますが、モテキに関しては生々しいだけのシーンがいくつも見受けられました。

しかし!
それらを未來君と長澤まさみちゃん(セカチュー以来の共演)が結構本領発揮的に、これまた生々しく、誰もが経験したような淡い時間を経過させながら最後はハッピーエンドに導くラストはなかなか見応えありました。
でもなぁ、だからと言って見終わってスカッとしたかと言えば、決してそうじゃなく何かモヤモヤしたままだったのは実はハッピーじゃなくバッドエンドだったかも知れないからでしょうか、或いは我らが麻生さんの設定がイマイチ分からないからか、いや或いは、あんな奴とあんな過ちをおかす設定に一番ムカついたからか、それはわかりません。
ただ、横に座ってた大学生らしき二人の男の子はあのシーンで‘うっとし!コイツ’と呟いていて思わず握手したくなりました。
だから観て良かったです(^w^)

2011/10/21  22:30

投稿者:ナットマン

 人格攻撃…言われてみてようやく気付きました。
 原作者の女性が面白おかしくする為に、
端的に描いただけと思って見過ごしていたのかも。
 当の本人、また、似たような経験のある人には
苦痛に思える部分だとも気付かずに…

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ