日本のSF映画ベストテン  マイベスト

日本のSF映画ベスト・テンを考えてみました。

1,「ゴジラ」(1954)
 モノクロ映像に浮かぶリアルな特撮、ドキュメンタリーっぽい中にも猟奇映画、探偵映画の雰囲気もする作り、明確なメッセージ、志村喬の存在感…。本田猪四郎、円谷英二両監督バンザイ!
2,「ブルークリスマス」
 UFOを見た人の血は青くなり、政府は青い血の人間の粛清を命じる…。SF映画の形を借りて、権力の恐ろしさを描いた傑作。倉本聡脚本!岡本喜八監督!すごい組み合わせ。
3,「宇宙からのメッセージ」
 かつて、ある評論家はこの作品を「竹やりSF」と称したが、深作欣二監督のメチャクチャパワー大爆発の大快作。実は特撮は意外とよくできていて、アカデミー賞にもノミネートされたのだ!惑星に宇宙船が不時着して、砂煙りが上がるシーンはCGではできない質感と力技があった。宇宙空間で炎がひよるのは、キャプテンウルトラから続く、東映特撮の伝統かな。
4,「星空のむこうの国」
 最近はウルトラマンの新シリーズで気を吐く小中和哉監督のデビュー作。NHK少年ドラマシリーズの復活を目指した学園SFで、少年が学校から帰宅すると自分の遺影が自宅にあり…という導入部は秀逸。「天国から来たチャンピオン」ぱりのラストも心地よい。
5,「時をかける少女」
 これも学園SFの元祖的作品で、原作はNHK少年ドラマシリーズの第一作としてドラマ化もされた。今度、アニメでリメイクされる、らしい。大林宣彦監督の尾道3部作の1つ。大林映画の代表作で、個人的には「転校生」の方が好きだが、SFマインドと郷愁、それに「オズの魔法使い」、ハリウッドの時間SFの名作「ある日どこかで」をプラスさせた、秀作。
6,「ガメラ2〜レギオン襲来」
 「怪獣映画」としては第一作の方が傑作だが、SF作品としてはこのパート2は本当によくできている。北海道に、群体と固体の生物(虫)を寄生させ、周囲を爆発させながら繁殖する植物が飛来。地球の生態系を破壊するこの「レギオン」(自衛隊の石橋保が命名)に対し、地球の生態系を守るよう古代人にプログラムされている生態兵器「ガメラ」が立ち向かう、というストーリーはSF的に素晴らしい。
7,「吸血鬼ゴケミドロ」
 はるか昔の松竹映画だが、ハリウッドでリメイクしてほしいぐらいのお話。宇宙生物ゴケミドロが寄生した人間たちの疑心暗鬼、密室劇、そして衝撃のラスト…。特撮はチャチだが、ぜひ、今の技術で見たいなあ。
8,「妖星ゴラス」
 東宝特撮映画の異色作。巨大隕石、ゴラスの地球衝突を予測。人類は南極にジェット噴射機をつけて、地球の位置を変更させて危機を回避する…という、とてつもなくスケールがでかい話だが、そこは東宝特撮。大気圏はどうなるの?といった理屈はぶっ飛ばし、池部良のナチュラル演技にまかせ、そつなくこなしている。劇中歌「おいら宇宙のパイロット」はSF映画とはミスマッチだが、なかなかの名曲です。
9,「ゼイラム」
 雨宮慶太監督の力作。予算がないならないなりに、面白いSF映画を作ってやる!の見本のような映画。
10,「ガンヘッド」
 原田真人監督作。全体的にはドラマがはっきりしない、主人公や敵の位置が分かりにくい、セリフが意味不明、中途半端なハリウッドぽさ、といったトホホ映画寸前寸止めの欠点満載の映画だが、川北特撮監督入魂の特撮映像は素晴らしい。日本初の実写巨大ロボット戦闘映画としては、もっと高く評価されていい。原田監督、このころから自分の息子を映画で使っています。このころ子供だった遊人も大きくなりました。
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