殺人の追憶  名作・傑作を語ろう!

 下関のタウン情報サイト、ナビタウンのおすすめシネマで、佐々部監督も絶賛していた作品がこれ!

http://www.navitown.com/weekly/cinema/index.html

 新作「グエムル〜漢江の怪物」が評判の、ポン・ジュノ監督の前作だが、これが見終わったあと、久し振りにガツンと来る犯罪映画なのだ。

 今村昌平監督の「復讐するは我にあり」や野村芳太郎監督の「砂の器」などを思わせるが、やっぱりジュノ監督は今村監督の熱狂的ファンで、日本映画ファンらしい。

 韓国の郊外で、若い女性を狙った連続猟奇殺人事件が発生。時は80年代の軍事政権下で、思うように捜査ができず、刑事たちはイライラするが、やがて有力容疑者が逮捕されて…。

 ちょっぴりくたびれていて、少々強引だが犯人逮捕に執念を燃やすソン・ガンホの存在感がいい。容疑者たちも実に個性的。なかなか事件が進まない焦燥感や、地味ながら意外な展開を見せる物語など、丁寧な演出で観る側をぐいぐい引っ張って行く。ラストの印象的なカットも、何とも言えない余韻を残す。

 日本映画がギラギラしていたころの本格社会派ミステリ映画の後継者が韓国にいた、というのも驚きだが、ジュノ監督はまだ30代前半というから驚く。

 「グエムル〜」は近くのシネコンではかかってなくて、隣りの隣りのまちまで行かないとやってないが、ぜひ、近く見に行きたいと思っている。こんな作品を撮った監督が、どんな怪獣映画を撮ったのか?実に興味深い。
0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ