X−MEN ファイナル・ディシジョン  新作レビュー

見た日/9月某日 ★★★

 X−MENシリーズもこれが最終章…なのかどうか分からないが、一応の決着が着く、ということなので、1も2も結構好きなおたっきーは、早速、劇場へ…。
 
 ミュータントを普通の人間に戻す新薬が開発され、ミュータントたちの間では議論が沸騰。そんな中、悪のミュータントたちを率いるマグニートーは新薬撲滅を企て、ミュータント軍団を結成。前作で力を使い果たし、非業の最期を遂げたジーンは復活するものの、壮絶なパワーに心を奪われ、身をマグニートーに寄せる。X−MENたちは、マグニートーの陰謀を阻止できるのか!?

 前作まで描かれていた、人間とミュータントの確執、異端ゆえの悩みや苦しみは、はっきり言って薄まっていて、X−MENたちのアクションが中心になっている。それは決して悪くないし、娯楽アクションとして及第点以上なのだが、ミュータントを通してアメリカ社会のひずみのようなものを描いてきたシリーズの「色」が変わったのは、監督交代ではっきりしていて、シリーズの持ち味だった深みがなくなったのは、惜しい。

 復活したジーンの描写もちょっぴり中途半端だし、パート1から楽しみにしていた主人公の出生の秘密はちっとも明かされないし、エンドロールのあとにある秘密のシーンも、驚いたけど「まだ続きがあるのね」と思っちゃったし…。何だか残念である。

 ブレット・ラトナー監督は娯楽映画を撮る才能はあると思うし、この作品もなかなかなのだが、やはりシリーズの統一性を考えると、「スーパーマンリターンズ」で降板したから仕方なかったのかもしれないが、1と2と同様、ブライアン・シンガー監督に続投してほしかった。

 それにしても、オスカー女優になってもなお、ストームを可愛らしく演じるハル・ベリーがいい。性格女優になっても、「ポリス・ストーリー」シリーズに出続けた、マギー・チャンを彷彿とさせ、とってもいさぎよい(なんちゅう例えや!!)。
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